広河原から高嶺と鳳凰三山 日帰り 08年7月2日

Y-chan

2008年07月03日 15:25

昨年、北沢峠かアサヨ峰を含む早川尾根を日帰り縦走した時、
時間の関係で行けなかった高嶺を登頂し、それから鳳凰三山を縦走したいと思っていた。


それには、広河原から北岳に登るのではなく、
反対側の白鳳峠を目指して行くのが最良だ。
そして夜叉神峠入り口に下山するのが良い。

だから、広河原への乗り合いタクシーが出る芦安で乗り合いタクシーの
乗車券と今年から適用されている協力金を支払い、夜叉神峠入り口で
乗せてくれるように依頼し、荷物はタクシーに載せて、夜叉神峠入り口に向かった。

夜叉神峠から乗るのだが、芦安-広河原間の料金を支払っている。
3:30起床
4:04 自宅発
コンビニで昼食購入。
4:45 芦安駐車場
乗車券と協力金の支払いを済ませ、夜叉神峠入り口から乗せてもらうことにする。

自分は、夜叉神峠入り口に車を置き、乗り合いタクシーを待った。
駐車場に緑のペイントが施され、車道と明確に区別し、
駐車スペース3台ごとにポールが立っていた。
ポールといっても弾力性があり、外すことができるらしい。
うっかり者の運転者なら、簡単にぶつけてしまうだろう。
だから弾力性をつけた。



このポール、警察から指導を受け、車道と駐車スペースを
明確に区別する必要から必要だったらしい。

5:25には、乗り合いタクシーが
予定通り、到着し、乗り込んだ。

夜叉神峠先のゲートは、5:30に開く。
乗り合いタクシーは、合計4台。
この時期、芦安発5:10は乗り合いタクシーだけだ。
先着していたチャーター一台に5名。
私の乗車タクシーに8名、後続車にそれぞれ、9名、4名。
合計なんと、26名がこの時期、平日に広河原へ向かった。
6月25日に夜叉神峠先が開通している。
途中、北岳、間ノ岳、農鳥岳がきれいに見えた。
今は梅雨のはずだが、意外に天気がいい。
2日前はかなりの雨だったようだが。

5:55広河原着
おー、アルペンプラザがない。

そうそう、情報センターに建て替えられるのだ。
11月ごろまでには、できるらしいが??

トイレは仮設のものがあるらしい。
実際に見ては居ない。




広河原で下りた皆様、意外に早く支度を整え、北岳に向かうようだ。
タクシーの運転手は、釣りの人もかなりいるとのことだが、みな登山者に見えた。
なんと、私が確認できる範囲では、Y-chanが出発の最後になってしまった。

北岳が青空に映えている。
北岳

北岳初めてなんです、と話しかけた人がいた。
6月28日の開山祭りの跡も残っていた。



さて、北岳を見たら、登りたくなったが、次回にしよう。
もう少し様子を窺い、雪等でトラブルことのないようにしたい。

6:05広河原発
皆さん、お早い出発だった。
北岳に向かったと思われる人の中には、ピッケルを持っている人もいる一方、
かなり軽装な感じの人もいた。

北岳への第一歩とも言うべき釣り橋を渡ることなく、まっすぐ南アルプス林道を進む。

北岳も手前の山に隠れてしまった。
13分もすると白鳳峠への分岐。

白鳳峠までの登り3時間半が地図の記載だ。

結局、この登り、きついことはきついが白鳳峠には、
8:25には到着したので、2時間20分で済んだ。
急登あり、
山梨森林百選に選ばれた白鳳峠のシラビソあり、
到着手前のゴーロあり、変化に富んだ登り。
途中、8箇所くらいだったか、梯子もある。
上を見上げると何という急登りと思うところもあった。
梯子が連続する手前で一度、ちょっと登山道を外れてしまい、あれ、
倒木だらけ、と思ったところあり、浮き石で転倒してしまった。けがなし。
少しわかりにくいところもあるが、よくテープ等を確認しながら進めばよい。
北岳が時折、姿を見せ、仙丈ヶ岳も時折、姿を見せた。










8:25白鳳峠着
手前のゴーロ、岩塊は、甲斐駒ケ岳の仙水峠と同じような感じだ。

8:40 白鳳峠発
早川尾根独特の狭い感じの樹林を最初は進む。
昨年は早川尾根を縦走してきて、もう少し先のところで、
時間切れで反転して、白鳳峠を広河原へ下った。
やっとリベンジ。

しばらく行くとハイマツ帯になり、日差しが強い。
少し風も吹くが、それほど強くはない。
しばらく行って振り返るとそれまで見えなかった甲斐駒ケ岳。


見た角度からはほとんど雪があるようには見えない。
仙丈ケ岳や左には、八ヶ岳、遠く、北アルプスも遠望できた。



右には、北岳、先には高嶺だ。

この高嶺が今回の大きな目的だった。
この山、北岳を登る時にも反対側に大きく見える山だ。
地蔵岳程の輝かしさはないものの、標高は、いい勝負だ。



この山、意外に登りにくかった。
取り付きから岩塊で手と足を使って登らなければならない。


下山時は、高度感があるだろう。
下には、広河原付近が見えている。
北岳も丁度真正面から見るような感じだ。
雪渓が二俣下辺りまで残っている。



9:32 岩塊の急登りをこなして、やっと高嶺山頂。
今度は、鳳凰三山が目に入ってきた。


なかなか景色が良い。
この角度から見る鳳凰三山もいい。




9:45 高嶺山頂発。ちょっと歩きにくい登山道を少し下る。
鞍部を経て、登り返し、次第に地蔵岳に近づく。

オベリスクに登っている人が見えた。


少しわかりにくい箇所もあるが、なんとかアカヌケ沢の頭。





10:22 アカヌケ沢の頭


すぐに地蔵岳の地蔵がたくさん並んでいる賽の河原へ下る。

雪が出てきた。
約20mくらい。
でも問題ない。

10:28地蔵岳着
甲斐駒ケ岳もよく見えている。
山梨百名山の標柱が固定されずに、立てかけられていた。

10:42地蔵岳発

10:50 アカヌケ沢の頭戻り

11:03 観音岳への鞍部

観音岳には、この鞍部で2625mまで一端下り、頂上まで215mを登り返す。
これがきつい。


途中から埼玉県和光市の10年下の男性が時には、近づき、
時には、離れながら、薬師岳までほぼ一緒だった。
一足早い夏休みで北海道の斜里岳などを登り、
今日も天気のよさに誘われて、青木鉱泉からの縦走日帰りという。
ドンドコ沢の登りで飛ばし過ぎたらしく、観音岳までの登り返しが堪えるようだ。







11:35 観音岳
今年4回目の登頂だ。
北岳はまだ見えている。



11:57 観音岳発

12:14 薬師岳着


12:24 薬師岳発


小屋に着くまでに少しの雪あり。

12:30 薬師岳小屋着
今日はスタッフ1人だという。
持参したモモを手渡した。
しばらくすると東京からの男性2名が宿泊で到着。
かなり早い到着だ。

12:57 薬師岳小屋発

この辺りにあった雪ももうない。
白根三山方面はガスがすっかりかかってしまった。

13:27南御室小屋着
モモを渡す。
それからいろいろお話したり、まき割りを手伝った(邪魔した)りして、
あっという間に時間が過ぎた。

お泊りのお客様も1名到着されていた。
明日は、Y-chanとは反対のルートで広河原へ下るといっていた。
盛んに時間のことを気にしていた。

14:30 南御室小屋発

14:55 苺平
雪はもうない。

15:35杖立峠着
15:40杖立峠発

16:07 夜叉神峠着
16:17 夜叉神峠発


白根三山を見たいご夫婦が居たが、ガスも晴れないだろう。

16:41 新しくなった夜叉神峠駐車場着。

長い充実した一日となった。

タオルで体を拭い、顔の塩を流し、着替えた。

17:02には駐車場を出発し、17:40頃には、自宅に着いた。







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