富士登山、登山者も増え、病死も増えた

Y-chan

2008年08月20日 21:44

山開きのあった7月1日から8月19日までで、
山梨県吉田口登山道の登山者は、なんと20万人を突破したという。
確か、昨年がトータルで19万某でかなり多かったと聞いていたのに。

この期間に山梨県警の地域課によると4人が病死し、1名が重体と言う。
いずれも40,50歳代の男女で登山経験が浅い人ばかりらしい。
昨年、一昨年の夏山期間中の富士山では、意外や意外、
発病による遭難者はなかったらしいから、今年は、突出している。

13日には、ツアーの高知市の女性(42)が体調不良を訴え、
自力下山後、15日に脳卒中で、
2日には、横浜市の男性(55)が急性心不全で亡くなるなどしている。

7,8合目の救護所には、連日、体調不良の登山者が多く訪れているらしい。
診察している医師によれば、以下の様な傾向があるらしい。
1)短時間で山に登ろうとするため、酸素欠乏症になる
2)出発前に体調が悪くても無理をして登る
3)登山中に気分が悪くなっても言い出せず、悪化させる

対策としてその医師は、次の様に話している
病気にならない為に、5合目で2,3時間、体を慣らし、時間をかけて登ることが大切。
気分が悪くなったら、すぐに下山することも心がける。


私も昨年9月10月の2回、
今年も7月12日に1回、
富士山に登っているが、いかにも病気になりそうな人を多く見ていた。

一方で、山小屋からご来光を拝もうと山頂にはこだわらない人たちが
今年の登山者の増加につながっているとも言われているが、やはり一方で、
山頂でのご来光を目指して夜行登山をする人たちも多い。

からだに無理があるのであれば、
こうした山頂でのご来光にこだわる必要はないと思うのだが。

また、遠方からの人や、近郊からでも普段から、睡眠不足の人などは、
いきなり登れば何らかの異常が出るに決まっているのでやはり、無理は避けたい。

私も山の経験は決して浅くはなくても、初めて富士山に登った時には、
標高2500m辺りで早くも、高山病の様になった。
すぐに回復して、山頂も踏むことができたが。。。。
幸いその後の2回は、酸素欠乏で苦しみこそすれ、登頂もできている。

こうしてみると経験の浅い中高年などは、
心して無理のないようにしたいものだと、考える。









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