富士登山、登山者も増え、病死も増えた
山開きのあった7月1日から8月19日までで、
山梨県吉田口登山道の登山者は、なんと20万人を突破したという。
確か、昨年がトータルで19万某でかなり多かったと聞いていたのに。
この期間に山梨県警の地域課によると4人が病死し、1名が重体と言う。
いずれも40,50歳代の男女で登山経験が浅い人ばかりらしい。
昨年、一昨年の夏山期間中の富士山では、意外や意外、
発病による遭難者はなかったらしいから、今年は、突出している。
13日には、ツアーの高知市の女性(42)が体調不良を訴え、
自力下山後、15日に脳卒中で、
2日には、横浜市の男性(55)が急性心不全で亡くなるなどしている。
7,8合目の救護所には、連日、体調不良の登山者が多く訪れているらしい。
診察している医師によれば、以下の様な傾向があるらしい。
1)短時間で山に登ろうとするため、酸素欠乏症になる
2)出発前に体調が悪くても無理をして登る
3)登山中に気分が悪くなっても言い出せず、悪化させる
対策としてその医師は、次の様に話している
病気にならない為に、5合目で2,3時間、体を慣らし、時間をかけて登ることが大切。
気分が悪くなったら、すぐに下山することも心がける。
私も
昨年9月と
10月の2回、
今年も
7月12日に1回、
富士山に登っているが、いかにも病気になりそうな人を多く見ていた。
一方で、山小屋からご来光を拝もうと山頂にはこだわらない人たちが
今年の登山者の増加につながっているとも言われているが、やはり一方で、
山頂でのご来光を目指して夜行登山をする人たちも多い。
からだに無理があるのであれば、
こうした山頂でのご来光にこだわる必要はないと思うのだが。
また、遠方からの人や、近郊からでも普段から、睡眠不足の人などは、
いきなり登れば何らかの異常が出るに決まっているのでやはり、無理は避けたい。
私も山の経験は決して浅くはなくても、初めて富士山に登った時には、
標高2500m辺りで早くも、高山病の様になった。
すぐに回復して、山頂も踏むことができたが。。。。
幸いその後の2回は、酸素欠乏で苦しみこそすれ、登頂もできている。
こうしてみると経験の浅い中高年などは、
心して無理のないようにしたいものだと、考える。
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