初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(終)、広河原へ

Y-chan

2009年06月30日 17:18

6月25日より、山梨県側から広河原へ向う、南アルプス林道、
南アルプス公園線ともにそれぞれ、夜叉神峠登山口、奈良田先の
冬季閉鎖が解除、マイカー規制が始まりました。

それにあわせて、当日、広河原、白根御池小屋、北岳肩の小屋、
北岳のルートで今年初めての北岳に登りました。

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鹿の食害を調べている山梨県の職員に会ってからも、複数の登山者に会いました。
朝一番のバスで来たのでしょう。
この時期ですと朝7:40に芦安を発車します。
その他のルートで来ている方もいるでしょう。

稜線のお花

下りも足元を滑らせないように気をつけます。
小太郎尾根分岐が近づくと、例の雪の壁がありますから、少し手前で、右に折れます。



稜線を離れますと、すぐに甲斐駒ケ岳も仙丈ケ岳も見えなくなってしまいます。
お別れですね。
結局、甲州側からのガスで、八ヶ岳はほとんど見えませんでした。

さて、急な斜面の草すべりを慎重に下ります。
ちょっと、緊張を緩めるとずるっと滑ることもありますから、
慌てず、気をつけて、浮石に注意して下ります。
夏の盛りには、たくさんのお花が咲くはずですが、
今も様々なお花が咲いていました。



大樺沢二俣への道を右に分け、白根御池小屋を目指します。
時折、北岳のバットレスを見上げますが、ガスがかかっています。
しばらくすると、こんな急斜面か、と思うほどの大樺沢の雪渓が遠くに見えてきます。
なにやらわずかに動く黒い点。
双眼鏡で見ますと登山者です。
凄い傾斜に見えます。
落石も見えています。
あんなところを登られる方もいますからね。
凄いです。

それにしてもこちらも急斜面。
2,3度ずるっと滑りましたが、転倒はしていません。


漸く、白根御池の残雪が見えてきました。
もう少し。


実は、13:30の乗り合いタクシーは無理でも、14:00のバスには乗れるかな、、、、
なんて、甘いことを考えています。
白根御池のコースは、大樺沢コースより多少時間がかかりますし、今回、
結構休んでいるので、それはとても無理だったのですが、この辺りまでは、
まだ間に合うかな、、、なんて。
こんなことをするとあせって、転んだりするものです。

そして、13:02白根御池小屋到着。
少し休みます。
バットレスを登ったらしい若い男女。
「マッチ箱「がどうのこうの、、、。
私はわかりませんが、バットレスにそうした名前が付けられているのでしょう。
白根御池小屋の管理人もマッチ箱のことは知っているようです。

白根御池から、振り返ると見えてきた北岳


この時点で、14:00のバスはあきらめ、15:00のバスに乗ることにしていました。
14:00は甲府行き。
15:00は芦安行きですから、ちょうど15:00のほうがいいではありませんか。

少しゆっくりしました。

13:20 白根御池小屋発
後は下るだけ。
初めはなだらかですが、朝も急登りで少しあえいだように、
後半はかなりの急傾斜を下ることになります。
ですから、慎重に。
梯子も何度か出てきますから、バランスよく。

途中、年配の団体。
この時間ですから、白根御池小屋に泊まるでしょう。

沢の音が次第に大きくなると広河原に近づいていることを教えてくれます。
それにしても水の勢いは凄い音を立てます。
時折、雷かと、思うくらい、ゴーゴー音を立てています。

そして漸く、白根御池分岐。
14:26白根御池分岐

14:28白根御池分岐発

しばらくして、広河原山荘。
つり橋を渡って大樺沢出合い。


広河原山荘から早川尾根
つり橋


ここで、水が出ていますから、顔を洗い、一息。
着替えたいくらいですが、、、、。

14:42広河原着

本日最後の北岳


バスの停留所に向いますと、16:00出発の乗り合いタクシーの運転手も既に待機しています。
朝、乗った乗り合いタクシーの運転手もいました。
これから忙しくなるのでしょう。

夜叉神峠登山口から先、開通した林道をオフィシャルで一番乗りして登った北岳。
どうせなら、キタダケソウを見てくればよかったかな、、、、とも
思いますが、来年の楽しみに取っておきましょう。




広河原6:02-6:22白根御池分岐6:24-7:48白根御池小屋8:02-
9:49北岳肩の小屋10:04-10:44北岳山頂11:06-11:31北岳肩の小屋11:37
-13:02白根御池小屋13:20-14:26白根御池分岐14:28-14:42広河原
総合時間:8時間40分、歩行時間:7時間21分




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