北岳と久し振りの間ノ岳、2010年8月4日(5)
8月4日 今年ようやく、北岳に登り、
しばらく登っていなかった間ノ岳にも足を延ばしました。
(1)はこちらです。
(2)はこちらです。
(3)はこちらです。
さて、これからまだ登ってくる人がいるのですね、、、
なんて感心しながら、歩きやすい岩を選んで、岩伝いに
14:58八本歯のコルに到着。
もう大丈夫かな、、、なんて、、、。
とはいえ、ちょっと休憩して、15:04には出発です。
この辺りは、梯子が多く、登りに使用する時は、ペースが乱れます。
それでなくても2800m位の標高ですから、空気も薄く、苦しい。
下りの梯子もなんか苦手です。
梯子の取っ手が片側のみの梯子も多く、なんか不安定。
本来ならば、バットレスが大きく左に立ちはだかるように
見える場所ですね、、。
そんな多くの梯子をこなして、ようやく大樺沢の上部に。
これから、ガレた道を歩きます。
かなりガレております。
しばらく進むと雪渓の上部になります。
中は空洞ですね。
そして、今の時期になっても雪渓を渡る箇所が一箇所あります。
20mくらいでしょうか、、。
しっかりしているので、大丈夫。
でもバランス崩すと大変です。
雪渓を過ぎると、まだ雪渓がかなり残っているので、上巻きしますが、、
いつもと違うかな、、
というぼんやりした感じを抱きながら、下ります。
下ります。
時折、時計を見ます。
次第に雪渓の切れ目が見えてきました。
二俣に近づいてきた。
すると
先行者2名。
15:47二俣到着、、これで大丈夫だ、、
でもすぐに15:49出発。
先行者2名は二俣で追い抜きましたが、どうしたでしょうか、、。
17:00の乗り合いタクシー(バス)にも乗らなかったですが、、、、。
さて、駆け下ります。
雲行きも怪しい。
雨が降りそう、、。
雨具を着る時間も惜しい。
一度右岸へ、崩壊地を避けて渡りますが、
やはりちょっと前に雨が降ったようで、それでなくても
滑りやすいところがとても滑りやすくなり、少しスローダウンです。
それでも左岸に戻り、駆け下りますと、
まずは、男女2名が、、
「17:00間に合いますか、、、。」
「大丈夫でしょう、、。」そんな心もとない、不確かな返事。
私は何度も歩いているので、危機意識はありました。
ひょっとして駄目かな、、、。
今日は、、、、。
そんな思いも去来します。
でもその2名のペースは早くありません。
追い抜き時に「私たちも乗りますから、、」
芦安に行くのか、甲府に行くのか、
乗り合いタクシーでよいのか、バスでよいのか、、。
そんなことは聞き返しもせずに、そのまま駆け下ります。
白根御池への分岐を過ぎ、広河原に近づきますが、
時間的な余裕がありません。
どんどん下ります
そして、お父さんと5歳くらいかな、、の子供。
親子も必死です。
同じ時間に間に合わせたいようです。
子供がけなげに「今何時?」と何度か聞きます。
子供にも危機意識があったようです。
もう広河原山荘が見えています。
どんどん進みます。
16:55広河原、乗客がひとりもいない乗り合いタクシーに乗り込みます。
安堵、、、。
頭の中では家に帰ってからの手順を予習します。
すぐにお父さんと子供が到着。
先に到着していたお母さんともう少し上の子と合流。
バスに乗り込みました。
この親子、私が北岳肩の小屋から北岳山頂を目指して
登り始めた頃に会っていました。
親子は下山中でしたから、それを考えると、やはり子供連れは時間がかかりますね、、、。
そして、乗り合いタクシーの運転手に
例の男女の話をすると、運転手も
待つか、、ということになり、その間にインフォメーションセンターで
ソフトクリームを買おうと思いましたら、ありません。
アイスクリームで代用。
そして乗り合いタクシーでしばらく待って、男女も無事到着。
その頃、広河原は夕立。
何とか間に合い、夕立も避けることができ、、、、
めでたしめでたしでした。
芦安の駐車場は、下山した人もいるので、少し空いていました。
良い、想い出に残る登山でした。
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