ひと気のない白馬岳登山、2007年10月18日

Y-chan

2008年04月10日 14:20

白馬岳は人気の山ということで、行くのを避けてきた。
大勢過ぎる登山者は好まない。昨年は10月の連休に、冬
型の気圧となって、吹雪となり、白馬山荘手前で力尽きて数人が遭難した記憶も生々しい。

大雪渓では、落石もあるという。自宅からも遠い。なかなか踏み切れずにいた。
今年も駄目か。
初雪もあった。
でも意を決して、白馬岳に登ることにする。
白馬山荘のホームページでも初雪のことに触れていた。
白馬山荘も21日で閉まる。頂上山荘は、既に閉まっている。

この白馬山行では、正確な記録を取っていないので、記憶で記す。
時間的な記録はなしとする。

まず、自宅から高速で豊科ICへ。
そこから、ひたすら一般道を走る。
長野オリンピックのジャンプ台も見えた頃に猿倉へ向けて、左折。
わかり易い道で難なく猿倉に到着。

駐車場と書かれたところに駐車。2台。

猿倉を出発。
白馬岳のほうはガスに隠れたり、晴れ上がったり、雪が見える。
緊張が走る。




白馬尻。小屋がない。
小屋があると聞いていたのに。





既に営業を終えて、雪崩を避ける為に取り壊されていたのだ。


雪渓。
すごい。
アイゼンをつけるかどうか、迷ったが結局つけなかった。
一部、わかりにくいところもあったが、無事に通過。
見上げると初冠雪の雪もはっきり見える。




さらに高度を稼いで行くと凍てついたところも。
でも登り難い訳ではない。
小雪渓のところで、少し道を外れてしまい、ここで初めてあった下山者に間違いを指摘される。
小雪渓も消えていた。
この下山者は昨日、白馬山荘に宿泊したという。6名だったとのこと。
結局、この下山者とは、猿倉でまた会うことになる。
かなりゆっくり下山されたようだ。
左右に目をやる。
高い山に登っている感じが良く出るいい道だ。










登山者に会わないので、耳を澄ますと落石の音が頻繁に聞こえてくる。

自分も落石に遭遇しないよう、上も見ながら進む。
でも本当に落石の時は、うまくかわせるのか。
回りはガスが支配的になってきた。

頂上小屋。既に営業を終了している。




白馬山荘も見える。
大きい。

稜線。雪もあるが、わずかだ。
白馬山荘。




白馬岳頂上へ。



誰かが、先をリュックも背負わず、歩いていた。
頂上について、すぐに、その女性が頂上を少し過ぎたところから戻ってきた。
白馬山荘のスタッフだった。
既に回りはガス。
30分も話をしたか。山荘に来る様々なお客さんの話をした。
なぜ風呂がないのか、とか、お酌を求める客、予約したのに、
こんなに混んだと文句を言う客、色々いるらしい。
その中で、下山時に猿倉で再会することになる下山者の話がでた。
足が遅く、携帯電話もないので、白馬山荘が、その下山者の為に、
3:00PMに猿倉にタクシーを予約しておいたという。

それにしてもガスがなかったら、どれだけすばらしい景色か。

名残惜しいが、山頂をあとにする。
先ほどのスタッフに聞いたことだが、昨年の遭難は、
白馬山荘のわずか手前であったという。
白馬山荘には、ちっちゃな雪だるまも作られていた。




しばらく下ると、昨年の遭難場所を通過した。
小屋から5分もかからない。でも吹雪であればどんなであっただろう。

本来なら、白馬三山を縦走して、猿倉に下りたいところだが、
時間がないので、そのまま頂上山荘から猿倉へ下る。





下りでは、合計で4人の登山者に会った。
テントを担いでいる人もいた。雪渓では、難渋した。
アイゼンをつけたが、一度途中で外したのが良くなかった。
一部雪渓ではなく、高巻きを歩いたが、ずーとアイゼンをつけて雪渓を下るのが良かったと思う。

白馬尻。
安心だ。
あとは、普通の登山道を下るだけ。

猿倉に到着すると、登りであった、例のおじさんにあった。
ということは、3:00PMごろに付いたということか。
正確な記録が取っていないので大変だ。

白馬に登った言う満足感はあるが、景色がなかった分、
白馬三山を回っていない分、未消化な山となった。
そのため、記録もちゃんと残さなかったかもしれない。

からだを拭いて、着替えをして、さて出発。



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