年末の鳳凰山、08年12月29、30日 (2)

Y-chan

2008年12月31日 12:13

南御室小屋までの(1)はこちら。

さて、南御室小屋から稜線を目指す。

12:37 南御室小屋発
ここからもアイゼンを装着せずに登った。
なんか足取りが重い。
でも頑張る。
樹林帯の樹林越しに白峰三山のほうは雲がかかってきた。
稜線に出て、白峰三山が見えないほどつらいことはない。
しばらくして、砂払岳。
かろうじて、雲は白峰三山の上空で留まっている。




砂払岳から少し岩のところがあるが、雪が吹き飛ばされ、上手い具合に危険もなく下りられる。
前回は、すごい強風だった辺りだ。




それにしても、それほど寒くない。
しばらく前は、恐ろしいくらい寒かったらしい。

薬師岳小屋は吹き溜まりで、かなりの雪が覆っている。
知り合いの小屋番さんが必死の雪かきだ。

さて、薬師岳へわずかの登り。




観音岳



13:45 薬師岳
白峰三山はかろうじて見えている。


仙丈ヶ岳


ただ、北アルプス、八ヶ岳、頸城山塊、関東の山々が雪を戴き、よく見える。

八ヶ岳、蓼科山、浅間山

こんなに見えたことはなかったのでは??
それとも雪を戴いて、よく判別できるのか?


14:00 薬師岳発

稜線では、雪のあるところ、ないところがはっきり。


たくさんの登山者。
南御室小屋にテントを張っているらしい。

振り返ると富士山に笠雲だ。


盆地も含め周囲に目を奪われながら、観音岳へ。

14:30 観音岳
寒い
稜線では、風が強くなっており、観音岳に到着してから、上着を着込んだ。
そう言えば、女性では、目だし帽をかぶっている人が多かった。

それにしても北アルプスがよく見える。
双眼鏡で、またもや鹿島槍ヶ岳の姿を捉えた。
この山、本当にきれいな山だ。
五竜岳も見える。
そう言えば、今年登ったな、、、。




オベリスク、甲斐駒ケ岳、北アルプス


仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳、高嶺



観音岳は、今年だけで9回目の登頂成功。
地蔵岳は今回も割愛。
地蔵岳に登るのは、今年3回も登ったこのルートが良い。

14:40 観音岳発

さて、薬師岳に戻る。
白峰三山がいまひとつだが、、、、。


仙丈ヶ岳、観音岳を振り返る


15:02 薬師岳

雪が飛ばされている薬師岳山頂


富士山と辻山

富士山と砂払岳


15:05 薬師岳発

15:12 薬師岳小屋
少し話をする。
26日あたりは、強風で寒く、大変だったらしい。
今日は、本当に穏やかな日だ。

15:42 薬師岳小屋発

だいぶ遅くなったが、南御室小屋へ「帰る」。

砂払岳から薬師岳



16:22 南御室小屋着。


今日は1泊。
小屋の話しでも26日は、布団に吐いた息が凍り、残った酒が凍り、
あらゆるものが凍てついていたようだ。
だから、今日は、本当に穏やかなのだ。
今日は、お客さんが7名。
でもテントの人も多い。

夜半から、私曰く「ものすごい」風が吹いたが、小屋では、「序の口」程度の風らしい。
それにしてもありがたいものだ、こんな強風を避けることができるのだから、、、。


外に出てみると満天のお星様だ。

下山に続く。



あなたにおススメの記事
関連記事