年末の鳳凰山、08年12月29、30日 (2)
南御室小屋までの(1)はこちら。
さて、南御室小屋から稜線を目指す。
12:37 南御室小屋発
ここからもアイゼンを装着せずに登った。
なんか足取りが重い。
でも頑張る。
樹林帯の樹林越しに白峰三山のほうは雲がかかってきた。
稜線に出て、白峰三山が見えないほどつらいことはない。
しばらくして、砂払岳。
かろうじて、雲は白峰三山の上空で留まっている。
砂払岳から少し岩のところがあるが、雪が吹き飛ばされ、上手い具合に危険もなく下りられる。
前回は、すごい強風だった辺りだ。
それにしても、それほど寒くない。
しばらく前は、恐ろしいくらい寒かったらしい。
薬師岳小屋は吹き溜まりで、かなりの雪が覆っている。
知り合いの小屋番さんが必死の雪かきだ。
さて、薬師岳へわずかの登り。
観音岳
13:45 薬師岳
白峰三山はかろうじて見えている。
仙丈ヶ岳
ただ、北アルプス、八ヶ岳、頸城山塊、関東の山々が雪を戴き、よく見える。
八ヶ岳、蓼科山、浅間山
こんなに見えたことはなかったのでは??
それとも雪を戴いて、よく判別できるのか?
14:00 薬師岳発
稜線では、雪のあるところ、ないところがはっきり。
たくさんの登山者。
南御室小屋にテントを張っているらしい。
振り返ると富士山に笠雲だ。
盆地も含め周囲に目を奪われながら、観音岳へ。
14:30 観音岳
寒い
稜線では、風が強くなっており、観音岳に到着してから、上着を着込んだ。
そう言えば、女性では、目だし帽をかぶっている人が多かった。
それにしても北アルプスがよく見える。
双眼鏡で、またもや鹿島槍ヶ岳の姿を捉えた。
この山、本当にきれいな山だ。
五竜岳も見える。
そう言えば、今年登ったな、、、。
オベリスク、甲斐駒ケ岳、北アルプス
仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳、高嶺
観音岳は、今年だけで9回目の登頂成功。
地蔵岳は今回も割愛。
地蔵岳に登るのは、今年3回も登ったこのルートが良い。
14:40 観音岳発
さて、薬師岳に戻る。
白峰三山がいまひとつだが、、、、。
仙丈ヶ岳、観音岳を振り返る
15:02 薬師岳
雪が飛ばされている薬師岳山頂
富士山と辻山
富士山と砂払岳
15:05 薬師岳発
15:12 薬師岳小屋
少し話をする。
26日あたりは、強風で寒く、大変だったらしい。
今日は、本当に穏やかな日だ。
15:42 薬師岳小屋発
だいぶ遅くなったが、南御室小屋へ「帰る」。
砂払岳から薬師岳
16:22 南御室小屋着。
今日は1泊。
小屋の話しでも26日は、布団に吐いた息が凍り、残った酒が凍り、
あらゆるものが凍てついていたようだ。
だから、今日は、本当に穏やかなのだ。
今日は、お客さんが7名。
でもテントの人も多い。
夜半から、私曰く「ものすごい」風が吹いたが、小屋では、「序の口」程度の風らしい。
それにしてもありがたいものだ、こんな強風を避けることができるのだから、、、。
外に出てみると満天のお星様だ。
下山に続く。
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