赤岳、横岳、硫黄岳を周遊、09年6月12日(3)、硫黄岳まで

Y-chan

2009年06月16日 09:16

行者小屋までの(1)はこちらです。
赤岳展望荘までの(2)はこちらです。

10:17赤岳展望荘発
赤岳を振り返ります


これからがコースの「核心部」というべきでしょう。

しばらくすると手と足を使うようになりますから、ストックは
既に赤岳山頂手前から収納したままです。
地蔵尾根の分岐を過ぎるといよいよという感じになります。

地蔵尾根を見下ろします、よく雪山でここを下ったものです


横岳を見上げます


ヘリコプターもどこかの小屋の荷揚げなのか、すぐ近くを通過、
あっという間に南沢に沿って飛び去りました


まだ穏やかで、お花も咲いています。



時折、赤岳も振り返ります


さていよいよそのときが、、、、。


こんなところも、、あんなところも、、、、。
でもしっかり梯子や鎖が取り付けられていますから、それらを利用していきます。



あせらず、ゆっくり。
すれ違う人も意外と多いですね。

横岳奥の院までは、いくつかのピークを越えていきます。
7つのピークがあるそうです。



それほどの恐怖感もなく、淡々とこなしていきます。

団体さんもともすれ違いました。
下山時、八ヶ岳山荘に名鉄ツアーのバスが止っていたのですが、話を聞くと
前日赤岳鉱泉に宿泊、当日12日は赤岳展望荘に宿泊するようです。
その団体かなとも思いましたが、、、。
ゆっくりされるのは、羨ましいです。
私には、時間的にもできません。

さて、そのグループ、ガイドが良かったので、しっかり、こちらが単独であることを見て、
待っていて下さり、マナーが良くてよかったです。

グループでも人数が多くなるとガイドも粗雑になるというか何というか、、、、。

途中で、ツクモグサが咲いているというので、教えてもらって写真を撮りました。



その他のお花も、、、



ツクモグサにつきましては、その後は気づかなかったですから、良かった良かった。
一つのお目当ても達成できました。
それは三叉峰で杣添尾根をあわせる前だったですね。
本州では、白馬周辺と八ヶ岳だけに固有の植物だとか。

杣添尾根をあわせます



それにしても結構な高度感のあるところを通過するのですが、
鎖などがしっかりありますから、それにすがっていけば、大丈夫。
ちょっと怖かったのは、岩稜の下りで水がわずかに滲みだしているところが凍結して、
ちょうど足を置く場所であることが、2,3回ありましたが、かなり緊張しました。

鎖もある場所ですから、鎖につかまっていれば
落ちることはありませんが、やはり緊張します。
さて、そうした緊張の場所を通過して、今度は 淡々と進むと横岳山頂です。


11:19横岳(奥の院)
気持ち休憩して出発します。


11:21横岳山頂発

先刻から、硫黄岳や手前の台座の頭のなだらかな稜線は見えています。

大同心


なだらかさは、やはり、なんか、心が落ち着くというか、なんというか、、、。

でもまだ鎖は続きます。


すぐに鎖のついたちょっと下降する場所があるのですが、その下に梯子。

この場面が少し緊張。
慎重に下り、梯子にしっかり取り付くまでが大変。
梯子に足を載せて手をかければ安定しますが、その姿勢になるまでが緊張です。
この横岳を雪の時に歩いたら、どうなんだろうという視点でも
見ていましたが、やはり怖いでしょうね。
前爪のあるアイゼンないと、、。
アイゼンあっても怖いですが、、、。

かにの横ばい、なんて名前のついたところも鎖がありますから、
何ということもありませんが、
この場所をダブルストックの人が片手で鎖をつかみながら、
別の手でストックを押さえて通過しました。

私は、その下に降りれるところもありますから、そこを通過したのですが、
その男性は、鎖のついた岩のところをそんな姿勢で通過。



怖いです、、、、。

さて、そうしたところを過ぎますとなだらかな下りになり、確かその辺りは
コマクサなども咲くところで、しばらくすると台座の頭。
色鮮やかなヤッケを着込んだ女性が数名休んでいます。
先を見れば、硫黄岳。


この辺りでストックを再び取り出せばよかったのですが、なんとなく、
そのまま硫黄岳に向います。

それにしても、ここを通過するときは、いつも強風。
体感温度も下がり、しかも、硫黄岳までだらだら長いですから、
早めに寒く感じるなら、着込んだほうが良いでしょうね。

時折、浮き石に足をとられそうになりながら、強風がまともに
当たらないように作られた硫黄岳山荘前を通過します。


ガスのときには、迷わないように、ケルンがいくつか積まれています。


そして、堪えに堪えてようやく硫黄岳山頂です。

12:05 硫黄岳山頂
ここまで来るとやっと落ち着きますね。

爆裂火口は凄いです。




風が強く、風をよけて休憩します。

乗鞍岳も穂高連峰も見えますね。

もちろん、横岳、赤岳、阿弥陀岳も、、、。


続く



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