今年初めてで、トータル5回目の富士山、09年8月27日(2)
8月27日に登った富士山ですが、
だいぶ前のことのように感じます。
(1)はこちらです。
さて、8,9合目あたりは3,000mを超えてきますから、
空気も薄くなっており、次第に精神力と惰性で
登っているような感じになります。
ゆっくりですが、ペースを守るので、以外に
人を追い抜きますし、ちょっと休んで、いると追い抜かれ、
また、その人たちが休んでいると追い抜くようなそんな感じです。
この高さまできますと、若者とかそんなことは関係なく、
ゆっくりでも着実な人が強いのです。
ごつごつした溶岩帯も歩きます。
足を上げるのがとてもきつくなります。
なんとも人工的なところもたくさん通過します。
看板もたくさんありますが、時々出てくる英語が
「これでよいのか」=「わかればよいのだ」なんて、
頭の中でぼうっと自問自答しています。
ひとつだけ良くわかったのは、和製英語的には五合目とか
六合目などには、5th stepとか6th stepとか
Stepを使用しているのですが、米国人などは
Stepの代わりにStationを使用していました。
軍関係の人が多いですね。
また、おなじ八合目とかいいましても、一様に同じくらいの
高度ではなく、標高の幅があったりして、「もう八合目か」と考えたと思ったら、
しばらく行くと「まだ八合目?」という具合になるのです。
最もこの辺りまで来ますと、苦しいので、それこそ漠然と
考えているだけになっているのですが、、、、。
それほど苦しいのぼりです。
苦しいのですが、横をブルドーザーが通ったりします。
八合目の3250m。
小屋に着くたびに腰を下ろしたくなりますが、あまり長くは休みません。
嫌になってしまいますから。。。
小屋に着いて下を見ると「ひと、ひと、ひと」と、
大騒ぎするほどではありませんが、続々と上ってきます。
自分の持っている高度計を見ながら、
後何百何十メートルの高度差、なんて考える他ありません。
そういえば、27日登ったときには、何度も大砲の音を聞きました。
自衛隊の東富士演習場の実弾演習らしいですが、かなり不気味です。
雷と思っても不思議ではないでしょう。
さて、黙々と登ります。
山頂もだんだん近づいてきます。
死んだ人のように動かない人でした。
ただ黙々と、誰もが10歩進んでは天を仰ぐ頃です。
休んでいる人もたくさんいます。
もうすぐそこが山頂なのですが、、、、。
ようやく鳥居が、、、、。
そして山頂。
続く
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