荒川三山、赤石岳、2日目、9月11日、椹島へ
前置きはこちら。
1日目はこちら。
2日目の大聖寺平まではこちら。
さて、荒川三山を登頂後、荒川小屋を経て大聖寺平まで到達。
ここには、小渋川を遡行するように長野県側からの登山道が通じている。
この大聖寺平。
ガスの時は要注意だろうね。
広くて、ケルンもほとんどなくて。
変なところに踏跡が続いていたりするから。
私は、天候に恵まれ、迷うことなく赤石岳方面に向かった。
9:41 大聖寺平発。
ここまで千枚小屋を出発して約4時間。
順調と言うべきなのかどうかはわからない。
昨日、朝8:00のバスで一緒で、赤石小屋に宿泊した
2名と会ったがどちらが早かったのだろう。
自分も赤石小屋から一度登ってみないことにはわからない。
それにしていい天気。
荒川三山方面
さて、小赤石岳への急登りだ。
ここが苦しかった。
下山者1人。
一歩一歩、時折、大きく息をついて、呼吸を整えた。
この辺りでは、聖に向かう稜線が見えていたので、聖岳まで行きたくなっていた。
とはいえ、13日は、子供たちの運動会。
日延べするわけにも行かぬ。
聖岳までなら、後2日は必要なのではないか。
でも、本当は、わからない。
実際に歩いてみるまでは。
いつかは。
さて、当の私は、苦しく、苦しく。
一歩一歩と小赤石岳へ。
10:40 小赤石岳
荒川三山、間ノ岳方面
なんと苦しい登りだったか!!
でもびっくりしたのは、赤石岳はさらに先に聳えているのだ。
ここでがくんと来た。
すぐそこに赤石岳があるかと幻想のような、錯覚のような感じを抱いていた。
マー、登るよりほかなし。
ここも360度の展望。
振り向けば、荒川三山が大きい。
10:45 小赤石岳発
さて、赤石小屋、椹島への分岐へ下る下る。
ほとんど惰性で下っているようだ。
10:53 赤石小屋、椹島分岐点
さて、先に聳える赤石岳に向かう。
大きい。
またまた、苦しい登り。
もー、一歩一歩進む他なし。
11:05 赤石岳着
やったー。
とうとう赤石岳に登った。
ここで、聖岳への憧憬がますます強まった。
聖岳への縦走路、アップダウンが激しそう
でも仕方ない。
少し食べる。
赤石岳避難小屋をちょっと見て、下りにかかる。
11:15 赤石岳発
荒川三山や聖岳を眺める。
名残惜しい。
荒川三山、間ノ岳、小赤石岳方面
11;22 赤石小屋、椹島分岐発
すごい下り。
谷筋を大きく下る。
小赤石岳からの尾根上に赤石小屋があるのに、
ここは、それ以上に下っている。
ということは、赤石小屋には、大きく登り返しがあるのだ。
どんどんガレたところを下る。
700mは下ったか。
恐ろしい。
一端鞍部。
さて、恐怖の登り返し。
200mは登り返したであろうか。
これを登りに取るのもすごい感じ。
登り返しの部分は、荒れたところもあった。
12:15 やっと富士見平。
すごく苦しかった。
ハイマツ帯の開けた場所。
それまでの苦しい登りを忘れさせてくれる。
その名の通り、富士山の抜群の展望の場所。
あいにく、その場所に立ったとき、富士山は、雲がかかっていた。
それにしても赤石岳、小赤石岳が迫る。
荒川三山も大きい。
エネルギーも補給し、下りに備える。
下りも疲れるから。
それにだんだん気温も上がってくるし。
12:25 富士見平発
樹林帯を赤石小屋へ。
12:58 赤石小屋着
本来、ここで宿泊の予定であったが、まだ早い。
椹島まで下ろう。
スタッフに挨拶をして先を急ぐ。
13:03 赤石小屋発
お腹が空いた。
椹島でビールを飲むことを考え始めていた。
下る。下る。
樹林帯を下る。
時折、荒川三山が見えていた。
下る。
無心に下る。
無心に。
疲れた。
15:30 椹島へ。ほっとした。
宿泊の手続きをして、靴を洗ったりした。
16:00からフロに入り、17:00から食事。
その前に生ビール一杯。
食後に一杯。
食堂ではなく、売店で飲めた。
売店では、コーヒーなども飲めた。
今日は、宿泊。
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