荒川三山、赤石岳、2日目、9月11日、椹島へ

Y-chan

2008年09月15日 16:51

前置きはこちら。
1日目はこちら。
2日目の大聖寺平まではこちら。

さて、荒川三山を登頂後、荒川小屋を経て大聖寺平まで到達。
ここには、小渋川を遡行するように長野県側からの登山道が通じている。

この大聖寺平。
ガスの時は要注意だろうね。
広くて、ケルンもほとんどなくて。
変なところに踏跡が続いていたりするから。

私は、天候に恵まれ、迷うことなく赤石岳方面に向かった。

9:41 大聖寺平発。
ここまで千枚小屋を出発して約4時間。
順調と言うべきなのかどうかはわからない。

昨日、朝8:00のバスで一緒で、赤石小屋に宿泊した
2名と会ったがどちらが早かったのだろう。
自分も赤石小屋から一度登ってみないことにはわからない。

それにしていい天気。


荒川三山方面


さて、小赤石岳への急登りだ。

ここが苦しかった。
下山者1人。
一歩一歩、時折、大きく息をついて、呼吸を整えた。

この辺りでは、聖に向かう稜線が見えていたので、聖岳まで行きたくなっていた。

とはいえ、13日は、子供たちの運動会。
日延べするわけにも行かぬ。
聖岳までなら、後2日は必要なのではないか。
でも、本当は、わからない。
実際に歩いてみるまでは。
いつかは。



さて、当の私は、苦しく、苦しく。

一歩一歩と小赤石岳へ。

10:40 小赤石岳



荒川三山、間ノ岳方面


なんと苦しい登りだったか!!
でもびっくりしたのは、赤石岳はさらに先に聳えているのだ。
ここでがくんと来た。
すぐそこに赤石岳があるかと幻想のような、錯覚のような感じを抱いていた。
マー、登るよりほかなし。
ここも360度の展望。
振り向けば、荒川三山が大きい。

10:45 小赤石岳発


さて、赤石小屋、椹島への分岐へ下る下る。
ほとんど惰性で下っているようだ。

10:53 赤石小屋、椹島分岐点

さて、先に聳える赤石岳に向かう。
大きい。

またまた、苦しい登り。
もー、一歩一歩進む他なし。

11:05 赤石岳着
やったー。

とうとう赤石岳に登った。
ここで、聖岳への憧憬がますます強まった。

聖岳への縦走路、アップダウンが激しそう

でも仕方ない。

少し食べる。

赤石岳避難小屋をちょっと見て、下りにかかる。

11:15 赤石岳発

荒川三山や聖岳を眺める。
名残惜しい。

荒川三山、間ノ岳、小赤石岳方面


11;22 赤石小屋、椹島分岐発

すごい下り。
谷筋を大きく下る。
小赤石岳からの尾根上に赤石小屋があるのに、
ここは、それ以上に下っている。
ということは、赤石小屋には、大きく登り返しがあるのだ。

どんどんガレたところを下る。
700mは下ったか。
恐ろしい。
一端鞍部。
さて、恐怖の登り返し。
200mは登り返したであろうか。
これを登りに取るのもすごい感じ。
登り返しの部分は、荒れたところもあった。

12:15 やっと富士見平
すごく苦しかった。
ハイマツ帯の開けた場所。
それまでの苦しい登りを忘れさせてくれる。
その名の通り、富士山の抜群の展望の場所。
あいにく、その場所に立ったとき、富士山は、雲がかかっていた。




それにしても赤石岳、小赤石岳が迫る。
荒川三山も大きい。
エネルギーも補給し、下りに備える。
下りも疲れるから。
それにだんだん気温も上がってくるし。

12:25 富士見平発

樹林帯を赤石小屋へ。

12:58 赤石小屋着
本来、ここで宿泊の予定であったが、まだ早い。
椹島まで下ろう。
スタッフに挨拶をして先を急ぐ。


13:03 赤石小屋発

お腹が空いた。

椹島でビールを飲むことを考え始めていた。

下る。下る。

樹林帯を下る。
時折、荒川三山が見えていた。

下る。
無心に下る。
無心に。

疲れた。

15:30 椹島へ。ほっとした。



宿泊の手続きをして、靴を洗ったりした。
16:00からフロに入り、17:00から食事。
その前に生ビール一杯。
食後に一杯。
食堂ではなく、売店で飲めた。
売店では、コーヒーなども飲めた。
今日は、宿泊。





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