雪もあった甲武信岳、西沢渓谷より 09年12月2日(3)

Y-chan

2009年12月05日 21:41

12月2日、日本百名山、山梨百名山で良く通っている甲武信岳に
西沢渓谷から登りました。
(1)はこちらです。
(2)はこちらです。

さて、8:57いよいよ、奥秩父縦走路に向って、まずは、
シャクナゲのトンネルを通過し、それから樹林帯、、、。


奥秩父縦走路までの登りは苦しい。
なぜか、、、。
眺望もあまりなく、時折樹林越しに、天気の良いときに
破風山やこれから向う木賊山が見えたりするだけ、一度、崩壊して、
眺望のある場所にでるものの、すぐに樹林帯。
だからであろう、、、と、思います。
色々意見はあると思いますが。
ただ、シャクナゲの季節は、トンネルを通過するような感じで良いですよ。


さて、徳ちゃん新道との合流から奥秩父縦走路、そして縦走路に出てわずかの
木賊山までの登山道は、当初の想定では凍結と融解を繰り返して、つるつる状態。
でも違いました。
以外に雪は少なく、登山者も少ないと見えました。

雪は、1900m辺りから見られるものの、登山道に本格的に
現れるようになるのは、2400mを超えてから。

しかし、踏み固められておらず、カチカチになったところも少なく、
アイゼン無しで通過しました。
でも油断は、禁物。
こんな状態がいつまでも続くわけがありません。

それで、一度開放感のある場所にようやく到達し、富士山、
すぐそこに迫る木賊山、黒金山、国師ケ岳などを眺めます。
写真は富士山、黒金山方面


風もようやく強くなってきました。
いつの間にやら、標高も上がっていますから、
汗が滴る状況から、ちょうどいい感じになっております。
さて、開かれたところを過ぎるとさすがに登山道は、一面に雪が覆うようになりました。

それまでは以外にもまばらでしたが、、、。

そしてようやく、奥秩父縦走路に合流。



それから縦走路を歩いて、すぐに木賊山です。
雪がそれほどありません。
この指導標がかなり埋まった状態も見ていますから、
少ないと感じますが、でもこの季節こんなものでしょうか、、。

木賊山10:30到着
木賊山10:34出発



しばらく行くとようやく甲武信岳が見えます。
縦走路に到達したときにも樹林越しに、冬なら見えますが、、。


さらに雪も増え、一度風の通り道となっているところに下ります。
今回この部分を一番慎重に通過しました。

つるつるではありませんが、油断して、2回ほどずるっと、、、
でもそれだけ、、、、。

一度下って、今度はちょっと水平に最後はわずかに下って甲武信小屋。
先ほどの風の通り道から甲武信小屋に至るまでに、
トラバース気味に道が付けられていますが、雪が多いときは、
そのまま尾根筋を真っ直ぐ進むほうがよいでしょうね、、
(写真は撮っていませんが、、、)

さて甲武信小屋に10:44到着です。
思ったより時間がかかっていました。
でもこんなものでしょうか、私の歩きは。
もう年だし、、、。
それで、ちょっと探検。
背後から甲武信小屋の写真を撮りました。
奥秩父遭難者慰霊碑もありました。
知りませんでした。


冬季小屋は「都合により、閉鎖」だそうですが、鍵はかかっておらず。











トイレは閉鎖、、、。
但し、冬季用のトイレが一基備えられていました。

10:51には山頂に向けて出発します。

山頂への最後の登りの部分も一部雪はありますが、アイゼンも不要でした。
苦しい最後の登りですが、一歩一歩です。

眺望が開け、水平に進みますと甲武信岳山頂。
何度この場所に立ったことでしょうか、、、。
私の山行きはこうして、同じところに何度も立つことによって成り立って行くのでしょう。

11:07甲武信岳山頂
いい眺めです。
ようやく得られた眺めという感じです。

南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳、北アルプス、
浅間山、金峰山、国師ケ岳、すぐそこの三宝山、木賊山、、、、。
あ、忘れてはいけません。
富士山。

国師ケ岳、小川山、金峰山方面、背景は南アルプス
八ヶ岳方面


北アルプス方面
鹿島槍ヶ岳、五竜岳ははっきりわかります


すぐに別の登山者が到着。

やはり西沢渓谷からでした。
それで写真を撮って頂きました。
富士山を忘れてはなりません。











こうして周囲を見ても近くの山は黒々していますね、、、。


続く




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