金峰山、山頂まで、2010年3月1日(2)
(1)はこちらです。
さて、大日岩の上部は、静かな山梨百名山である
小川山への分岐にもなっています。
それでなくても少ない小川山への登山者、この時期は、、
ほとんどいないでしょうか、、、。
小川山は信州方面からは、ロッククライミングとして有名なようで、、
大日岩上部を9:05に出発です。
12本アイゼンを着けていますが、
大日岩の下部を通過後、ここまでの登山道、
新雪ありましたが、その下は凍結していますから、アイゼンは必須です。
傾斜もありますし、、、。
基本的に砂払ノ頭までは樹林帯の尾根を歩きますが、
意外に風が吹きつけてきます。
早速、シェルを着込みます。
この風、結局、樹林帯も稜線もずーと続くことになります。
厳冬期のような冷たさ、厳しさはありませんが、
やはり風は厄介です。
大日岩上部からは平坦、急登り、平坦、急登りを経て、
砂払ノ頭に到達します。
私的には、1時間くらい。
でもこの間、結構いつも苦しみます。
なぜ苦しいか、
眺望がきかず、わずかに数箇所でこんな金峰山を
天気の良い日に見ることができるだけであり、且つ、急斜面
であるからだと思います。
そしてこの日は、この砂払ノ頭までの間、トレースが
不明瞭のところや、消えているところもありました。
ですから、十数回は、膝上まで埋もれました。
テープや人工物を目印にすれば、迷うようなことはありませんが、、、
風も相変わらず強いまま、いよいよ稜線。
砂払ノ頭です。
10:00砂払ノ頭到着。
風が強いです。
でも冷たくはありません。
南アルプスが良く見えました。
10:05には出発します。
その後は、トレースはだいたい付いていましたが、風の強いところは
吹き消されていました。
いきなり、最初から、そんな部分ですが、
前日、雨後に一人だけ、登っているようです。
そのトレースです。
トレースをしっかり見極めていけばよいですが、外れると
雪がやわらかく、数度は、膝上まで埋まりました。
当日のルート的には、危険な感じはありませんでしたが、
一度、真っ直ぐ進んだら、トラバースで嫌だな、という感じの
部分をわずかに直登。
真っ直ぐが正しかったのですが、ちょっとあせりました。
ちょうど、金峰山小屋への分岐の看板がある手前あたりでした。
あと、当日は、風が甲州側から、すなわち南よりの風が強く
時折、やせた部分は立ち止まって、少し弱まるのを待ったこと
もありました。
右を見れば八ヶ岳
穏やかそうに見えるが強風の稜線
千代の吹き上げ
雪紋と富士山
そして五丈岩ももう少しです。
もう少しと書きましたが、実は、この後、トレースが不明瞭。
先ほどの一人のトレースは随分下を、、、
でも違う、、、。
何とか正しいトレースを見つけ山頂へ。
この間、一人も会っておりません。
続く
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