南アルプスの笹山(山梨百名山)が日帰りできる?

Y-chan

2008年04月23日 08:40

山梨百名山に笹山(黒河内岳)という山がある。
この山は山梨百名山の中でも難関中の難関と言われている。

白根三山の北岳、間ノ岳、農鳥岳を経てさらに南に
ある山で、奈良田の西に位置している。
奈良田はご存知の通り、白根三山の登山基地となる広河原に向け、
登山時期にバスが出発する拠点であり、温泉などもある

この山はなぜ、難関なのか。

最短距離であるはずの奈良田からは直接登るルートがなく、
奈良田から大門沢小屋を通り、白根三山の縦走終了点
から南下し、広河内岳、大篭岳、白河内岳を経て笹山
の2泊3日というルートか、
山梨県早川町新倉から転付峠を北上する
2泊3日のルートしかなく、しかも途中は、
ハイマツに邪魔され、ルートファインディングが必要と箇所があり、
山小屋はない、水場もない、踏跡は薄い、コースは長いという
三十苦、四十苦の山であり、体力、気力、技術力
を備えたエキスパートの山であるからだ。
だから、年間でも数十人が登頂するだけという。
健脚者であっても水の問題が生じる。

Y-chanは南御室小屋のご主人から、雪がしまった時期
にスノーシューを使って、奈良田から直登して、
日帰りするルートを紹介されたが、結局踏み切れなかった。
直登では、標高差が2000mくらいとなってしまう。

甲斐駒ケ岳の黒戸尾根の標高差2200mも登ったが無雪期のこと。
雪があったら、スノーシューと言えどもどれほどのものだろうか、
自信がなかった。

さて、この山に登ろうとするY-chanも含めて朗報、
一部の人にとっては、余計なことをと思われるニュースがあった。

早川町が、この笹山に直登するルートを再整備すると言うのだ。
ルートは、奈良田湖周辺と山梨百名山の笹山を結ぶもの。
本年度は登山道沿いの安全調査を予定しているらしい。

早川町によると、笹山は富士山や南アルプスが展望できるという。

再整備というのは、一応登山道のようなものがあったらしい。
こうした奈良田からの直登ルートが整備されれば、Y-chanも日帰りしたい。

奈良田には、温泉施設もあるし、早川町にとっても
観光振興にも一役買うであろうか。

本年度の調査で安全性が確認され、再整備が終わったら、挑戦したい山だ。

それでも標高差は大きな山となる。




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