2008年04月01日
甲武信岳、雪山に挑戦、日帰り達成、08年2月21日
甲武信岳は好きな山。
今年1月17日に行こうと思い、西沢渓谷まで車を進めたが、
強風に少し雪も混じり、気弱になって大菩薩に変更した苦い思い出がある。
2月16日にK氏が甲武信岳を試したが、ラッセル状態と設定して
いた時間切れで、2200m地点で戻ったと聞いていた。
その日は、他の登山者もあり、甲武信岳までトレースがあるらしく、
それを期待して、雪が多い時期であるが、あえて、甲武信岳に挑戦とした。
夏道であれば、総計8時間くらいで往復しているが、果たして?
スノーシューとアイゼンを持参。
結局、スノーシューはおおいに役立つことになる。
今年1月17日に行こうと思い、西沢渓谷まで車を進めたが、
強風に少し雪も混じり、気弱になって大菩薩に変更した苦い思い出がある。
2月16日にK氏が甲武信岳を試したが、ラッセル状態と設定して
いた時間切れで、2200m地点で戻ったと聞いていた。
その日は、他の登山者もあり、甲武信岳までトレースがあるらしく、
それを期待して、雪が多い時期であるが、あえて、甲武信岳に挑戦とした。
夏道であれば、総計8時間くらいで往復しているが、果たして?
スノーシューとアイゼンを持参。
結局、スノーシューはおおいに役立つことになる。
4:00 起床
4:50 自宅発。
食料も買ってあるので、コンビニによる必要はない。
なんか、今日は、暖かい。
車の中の温度計も下がっても-1℃だ。
6:00 道の駅「みとみ」駐車場
甲府バイパスから、R140 で西沢渓谷へ。
順調に進む。
凍結も心配したが、大丈夫であった。
車は道の駅「みとみ」に止めた。
トラックだけが止まっている。
6:20 出発。
道路わきを西沢渓谷入り口に向け歩く。
もう明るい。西沢渓谷沿いの鶏冠林道は、雪が圧雪された状態だ。
徳ちゃん新道入り口まで進む。
6:50 徳ちゃん新道入り口
かなり雪が見える。
いつもの急登。
K氏やその他の方が歩いているので、
トレースができているものの、やはり雪で歩きにくい。
風の強いところは、トレースが完全に消え、
20cmももぐりながら、進んだところもある。
左に見える鶏冠山がすごい。
1760m辺りでアイゼンをつけた。
近丸新道を合わせるまでには、かなりのやせ尾根、岩尾根も通る。
慎重に。
8:56 近丸新道との合流点
やはり、時間がかかっている。
9:20 合流点発。
1,800mから2,100mくらいにかけては、石楠花が群生しているが、
これが歩く時に邪魔になる。
それでなくても細い登山道に石楠花の枝がうるさい。
足元には、常に雪もあるし。
やはり、風の強いところは、トレースが吹き消されている。
自分でトレースをつくる。この辺りから、風が強くなってきた。
とはいえ、極端な寒さは感じない。石楠花を過ぎると樹林帯。
風が穏やかだろうと思いきや、やはりトレースが消えているところがたくさん。
その上、吹きだまりもあり、一歩一歩が大変になってきた。
2,100m辺りでスノーシューを装着
この辺りでK氏は引き返しただろうなと、
手元のGPSの時計で2,200mを指した辺りで考えていた。
富士山や、八ヶ岳などを見張らせる場所を過ぎ、
トレースがあるとは雪で難儀な細い登山道を進む。
やっと、縦走路へ。
ひとまず戸渡尾根とも分かれ、木賊山を目指す。
縦走路は人が歩いた跡はあるが、ほとんど吹き消されている。
トレースは殆どないといってよい。
この辺りはスノーシューがなかったら、
どうなっていたことかと思う。
11:25 木賊山
11:35 木賊山発、
木賊山の標札も半分以上雪で埋まっていた。

しばらく行くとやっと甲武信岳が見えてきた。
穏やかな表情に見える。
なんか、久しぶり。
一旦甲武信小屋まで下らなければならない。
スノーシューで慎重に下る。時折、膝上までもぐる。
平均してスノーシューでも20cmはもぐっている。
風が吹き抜ける場所があるが、雪も吹き飛んでいる。
12:05 甲武信小屋
雪が50cmも屋根に積もっている。
屋根が弓なりに反って見えるほどだ。
吹き消されたのか、甲武信小屋の周囲には、人の歩いた跡もない。

すぐに頂上に向け出発。
甲武信岳の頂上まではトレースはほぼゼロであった。
一部に歩いた跡があっただけ。
時折、スノーシューを履いていても、腰まで雪にもぐりながら、
木や、枝につかまり、何とか脱出したり、あと標高で40mの
ところで引き返そうかと思ったりしたほど、
甲武信小屋から甲武信岳への登りはつらいものとなった。
1m、1mをやっと進む感じだ。
それも息も絶え絶えに。
普通であれば、15分もあれば、小屋から頂上にたどり着くのに、40分もかかってしまった。
スノーシューがなければ、あきらめていただろう。
12:45 甲武信岳山頂。
景色は抜群。気温-1℃。
風は強い。北アルプスもよく見える。
あいにく双眼鏡を持参しなかった。

12:55 甲武信岳出発。
既にかなり遅い。
17:00までには、西沢渓谷に着きたいのだが。
13:10 甲武信小屋戻り
13:20 甲武信小屋出発
水分を補給した。
ここから木賊山まで、つらい登り返しだ。
巻き道もあるが、
トラバース気味だから、雪も多いだろうし、やはり来た道を戻る。
つらい登り。
13:44 木賊山
13:54 木賊山発。
2066m辺りで、スノーシューを脱ぐ。
今日はよく活躍してくれた。
もっと履いていても良いのだが、登山道は狭いので、アイゼンに履き替えた。
時間が気になり始めた。
本日唯一の登山者が上がって来た。
甲武信小屋の冬季小屋に向かうという。
彼もスノーシューで登ってきていた。
どうも私がスノーシューを装着した辺りで、彼もスノーシューを装着したようだ。
その足跡から、判断できた。
15:25 近丸新道との合流点
15:49 合流点発
今日は暖かいのか、雪がかなり朝より緩んでいる。
滑り易くなっていた。
細尾根も注意して進む。
17:04 徳ちゃん新道入り口
アイゼンを外した。
17:15 徳ちゃん新道入り口発。
17:45 道の駅「みとみ」
気温は2℃であったが、からだを拭いて着替えた。
すっかり暗くなった。
でも何とか、真っ暗になる前に戻れてよかった。
頂上を踏んだ達成感はあるが、
なんともいえない後味の悪い登山となった。
無理をしたからであろう。
時間的にも甲斐駒ケ岳の黒戸尾根を往復
できるくらいの時間がかかってしまった。
疲れすぎて、ビールもあまりおいしくなかった。
4:50 自宅発。
食料も買ってあるので、コンビニによる必要はない。
なんか、今日は、暖かい。
車の中の温度計も下がっても-1℃だ。
6:00 道の駅「みとみ」駐車場
甲府バイパスから、R140 で西沢渓谷へ。
順調に進む。
凍結も心配したが、大丈夫であった。
車は道の駅「みとみ」に止めた。
トラックだけが止まっている。
6:20 出発。
道路わきを西沢渓谷入り口に向け歩く。
もう明るい。西沢渓谷沿いの鶏冠林道は、雪が圧雪された状態だ。
徳ちゃん新道入り口まで進む。
6:50 徳ちゃん新道入り口
かなり雪が見える。
いつもの急登。
K氏やその他の方が歩いているので、
トレースができているものの、やはり雪で歩きにくい。
風の強いところは、トレースが完全に消え、
20cmももぐりながら、進んだところもある。
左に見える鶏冠山がすごい。
1760m辺りでアイゼンをつけた。
近丸新道を合わせるまでには、かなりのやせ尾根、岩尾根も通る。
慎重に。
8:56 近丸新道との合流点
やはり、時間がかかっている。
9:20 合流点発。
1,800mから2,100mくらいにかけては、石楠花が群生しているが、
これが歩く時に邪魔になる。
それでなくても細い登山道に石楠花の枝がうるさい。
足元には、常に雪もあるし。
やはり、風の強いところは、トレースが吹き消されている。
自分でトレースをつくる。この辺りから、風が強くなってきた。
とはいえ、極端な寒さは感じない。石楠花を過ぎると樹林帯。
風が穏やかだろうと思いきや、やはりトレースが消えているところがたくさん。
その上、吹きだまりもあり、一歩一歩が大変になってきた。
2,100m辺りでスノーシューを装着
この辺りでK氏は引き返しただろうなと、
手元のGPSの時計で2,200mを指した辺りで考えていた。
富士山や、八ヶ岳などを見張らせる場所を過ぎ、
トレースがあるとは雪で難儀な細い登山道を進む。
やっと、縦走路へ。
ひとまず戸渡尾根とも分かれ、木賊山を目指す。
縦走路は人が歩いた跡はあるが、ほとんど吹き消されている。
トレースは殆どないといってよい。
この辺りはスノーシューがなかったら、
どうなっていたことかと思う。
11:25 木賊山
11:35 木賊山発、
木賊山の標札も半分以上雪で埋まっていた。
しばらく行くとやっと甲武信岳が見えてきた。
穏やかな表情に見える。
なんか、久しぶり。
一旦甲武信小屋まで下らなければならない。
スノーシューで慎重に下る。時折、膝上までもぐる。
平均してスノーシューでも20cmはもぐっている。
風が吹き抜ける場所があるが、雪も吹き飛んでいる。
12:05 甲武信小屋
雪が50cmも屋根に積もっている。
屋根が弓なりに反って見えるほどだ。
吹き消されたのか、甲武信小屋の周囲には、人の歩いた跡もない。
すぐに頂上に向け出発。
甲武信岳の頂上まではトレースはほぼゼロであった。
一部に歩いた跡があっただけ。
時折、スノーシューを履いていても、腰まで雪にもぐりながら、
木や、枝につかまり、何とか脱出したり、あと標高で40mの
ところで引き返そうかと思ったりしたほど、
甲武信小屋から甲武信岳への登りはつらいものとなった。
1m、1mをやっと進む感じだ。
それも息も絶え絶えに。
普通であれば、15分もあれば、小屋から頂上にたどり着くのに、40分もかかってしまった。
スノーシューがなければ、あきらめていただろう。
12:45 甲武信岳山頂。
景色は抜群。気温-1℃。
風は強い。北アルプスもよく見える。
あいにく双眼鏡を持参しなかった。
12:55 甲武信岳出発。
既にかなり遅い。
17:00までには、西沢渓谷に着きたいのだが。
13:10 甲武信小屋戻り
13:20 甲武信小屋出発
水分を補給した。
ここから木賊山まで、つらい登り返しだ。
巻き道もあるが、
トラバース気味だから、雪も多いだろうし、やはり来た道を戻る。
つらい登り。
13:44 木賊山
13:54 木賊山発。
2066m辺りで、スノーシューを脱ぐ。
今日はよく活躍してくれた。
もっと履いていても良いのだが、登山道は狭いので、アイゼンに履き替えた。
時間が気になり始めた。
本日唯一の登山者が上がって来た。
甲武信小屋の冬季小屋に向かうという。
彼もスノーシューで登ってきていた。
どうも私がスノーシューを装着した辺りで、彼もスノーシューを装着したようだ。
その足跡から、判断できた。
15:25 近丸新道との合流点
15:49 合流点発
今日は暖かいのか、雪がかなり朝より緩んでいる。
滑り易くなっていた。
細尾根も注意して進む。
17:04 徳ちゃん新道入り口
アイゼンを外した。
17:15 徳ちゃん新道入り口発。
17:45 道の駅「みとみ」
気温は2℃であったが、からだを拭いて着替えた。
すっかり暗くなった。
でも何とか、真っ暗になる前に戻れてよかった。
頂上を踏んだ達成感はあるが、
なんともいえない後味の悪い登山となった。
無理をしたからであろう。
時間的にも甲斐駒ケ岳の黒戸尾根を往復
できるくらいの時間がかかってしまった。
疲れすぎて、ビールもあまりおいしくなかった。
久し振りに甲武信ケ岳、破風山、雁坂嶺、2015年5月30日
甲武信ケ岳に登りました、2010年12月6日(5)
甲武信ケ岳に登りました、2010年12月6日(4)
甲武信ケ岳に登りました、2010年12月6日(3)
甲武信ケ岳に登りました、2010年12月6日(2)
甲武信ケ岳に登りました、2010年12月6日(1)
甲武信ケ岳に登りました、2010年12月6日(5)
甲武信ケ岳に登りました、2010年12月6日(4)
甲武信ケ岳に登りました、2010年12月6日(3)
甲武信ケ岳に登りました、2010年12月6日(2)
甲武信ケ岳に登りました、2010年12月6日(1)
Posted by Y-chan at 22:28│Comments(0)
│甲武信岳
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