2008年10月18日
真教寺尾根登り、県界尾根下り、赤岳、08年10月17日(1)
昨日のことですが、行きました八ヶ岳赤岳。
これまでは、長野県側からのポピュラーな美濃戸、
美濃戸口からしか登ったことがなかった。
でもいつかは、山梨県側から登ろうと思っていた。
ただ、問題があった。
問題というより、自分の中で創り上げた恐怖があった。
それは、真教寺尾根とも県界尾根とも鎖、梯子が
連続するところであるということ。
しかし、その時はやってきた。
突然に。

これまでは、長野県側からのポピュラーな美濃戸、
美濃戸口からしか登ったことがなかった。
でもいつかは、山梨県側から登ろうと思っていた。
ただ、問題があった。
問題というより、自分の中で創り上げた恐怖があった。
それは、真教寺尾根とも県界尾根とも鎖、梯子が
連続するところであるということ。
しかし、その時はやってきた。
突然に。

10月17日
天気が良い予報。
今でも北アルプスに行けるのか?
穂高?
雪があるらしい。
それなら、仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳。
仙水小屋に泊まろう。
仙丈にも雪だって。
アー、どうしよう。
色々迷った。
それなら、前から考えていた北八ヶ岳。
稲子湯温泉から硫黄岳、天狗岳まで足を延ばして見よう。
このルートは歩いたことがない。
と、いうことで、前日8:00PMごろから、ばたばたと支度。
4:00 起床。
この時点で、起きるのが遅い。
4:50 自宅発
まだ、かなり暗い。
コンビニで朝食と昼食のおにぎり購入。
一路141号線を稲子湯温泉へ。
トラックの多いこと、それになぜか高速バスも。
「清里の道の駅」辺りで、夜明けになってしまった。
5:45ごろだったか。
夜明けと共に稲子湯温泉を出発するつもりでいたのに。
なんということだ。
この道の駅から、稲子湯温泉までは、まだ30km近くある。
再び走り始める。
日の出と共にすぐ近くに見え始めていた赤岳が立ちはだかるように聳えていた。
朝日を浴びて、その様相を露にしていた。
そして、美ケ森の看板。
もう明るい。
稲子湯温泉に行くには、遅い。
ならば、赤岳に登ってしまえ。
この時点で頭が切り替わった。
その原動力は、前日にC-chanも2回目となる真教寺尾根、県界尾根を登っていたからだ。
しかも、今、赤岳の近く。
頭の中では、これまで鎖場の連続などから敬遠して、今年も見送る予定に
していた赤岳の真教寺尾根を登り、県界尾根を下る周遊を描いていた。
もう切り替え。
さて、登山口は、随分前にある程度の確認をしてあった。
たかね荘。
美ケ森ファームもある。
奥に登山者用に無料で開放された大きな駐車場がある。
6:20頃には、たかね荘駐車場到着。
身支度整える。
6:45 出発。
緊張が走る。
すぐに左に折れ、そしてすぐに羽衣池の看板が。

それに従う。
しばらくすると羽衣池。
水がほとんどない。

水が満ちていれば、きれいなのだろう。
階段状の登山道。

時折、水溜り。
かなり笹が多く、時折、登山道を隠すほど。
しばらくすると右にあるサンメドウスキー場のリフト最高点の横を通り過ぎる。

それから、しばらく行くと、左が崩れた賽の河原。
赤岳も見えた。

スキー場の客もここまでなら、足を延ばすのかもしれない。
7:20 賽の河原着
7:35 賽の河原発
富士山、南アルプス、赤岳の景色が開けるようだが、青空の下の赤岳は良いとして、
南アルプス、富士山は、光の具合もあって、よく見えていなかった。
ただ、北岳、間ノ岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山は、すぐに見分けがついた。
樹林の中の狭い登山道を無言で進む。
時折、開けたところからは、これから向かう赤岳が朝日を浴びて、
文字通り、赤茶けた岩塊をむき出しにしている。

その頂上に立つ、頂上小屋もよく見えるのだ。
屋根もよく光って見えた。
我慢して到着したところが、牛首山。

8:25 牛首山着
休憩。
からすが鳴いていた。。
だんだん鎖場のあるところに近づいているかと思うと緊張してきていた。
左を見れば、権現岳や三ツ頭、天女山の尾根が見える。

右を見れば、下ってくる県界尾根だ。
8:40 牛首山発
すぐに扇山。
8:51 扇山着
9:00 扇山発
牛首山の後は、高度は稼がず、わずかに登ったり、下ったりしていた。
しばらくして2400mくらいになってくると、次第に岩っぽくなってきていたので、
ストックをしまい、手と足を使えるようにした。
足もかなり疲れてきた。
この辺りから、体が睡眠不足であることを自覚しつつあった。
でもどうにもならない。
登るしかない。
さていよいよ、見た目には、垂直に近い壁のような岩稜を登るようになる。



鎖が次から次に出てくる。
先を見ると稜線はすぐそこにあるようだが、なかなか先に進まない感じだ。
息も上がり、鎖場では、鎖には、余り頼らず、手と足で三点確保して何とか、
足をかける場所を見つけながら進んだ。
時折、ぐらぐらした岩をつかみそうになったが、動かない岩で
あることを確認しながら、登って行った。
こうしたことは命取りにもなりかねない。

とにかく慎重には、慎重を期した。
それにしてもすごい高度感なのだ。
この尾根にも、下りに使った県界尾根にも、全体を10に分けて、
1/10から10/10まで位置がわかるように表示をしていた。
これが意外によかった。
さて、連続していた鎖場もやっと終わりに近づき、キレット、権現岳方面
からの道を合わせ、それから、岩稜沿いに赤岳頂上へ。


やはりすごい高度感。
行者小屋、赤岳鉱泉も見える。

展望荘も下にある。

登ってきた、真教寺尾根も見える。

頂上にも天気に誘われてきたのか、10名ほどもいた。
日陰には、わずかに雪が見えたが、微風で穏やかだった。

以外に雲が多く、南アルプスも2600mくらい上を頭に出していた。
富士山もしかりだった。
北アルプス方面は雲がかかっていた。
11:11 赤岳山頂
11:45 赤岳山頂発
続く。
天気が良い予報。
今でも北アルプスに行けるのか?
穂高?
雪があるらしい。
それなら、仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳。
仙水小屋に泊まろう。
仙丈にも雪だって。
アー、どうしよう。
色々迷った。
それなら、前から考えていた北八ヶ岳。
稲子湯温泉から硫黄岳、天狗岳まで足を延ばして見よう。
このルートは歩いたことがない。
と、いうことで、前日8:00PMごろから、ばたばたと支度。
4:00 起床。
この時点で、起きるのが遅い。
4:50 自宅発
まだ、かなり暗い。
コンビニで朝食と昼食のおにぎり購入。
一路141号線を稲子湯温泉へ。
トラックの多いこと、それになぜか高速バスも。
「清里の道の駅」辺りで、夜明けになってしまった。
5:45ごろだったか。
夜明けと共に稲子湯温泉を出発するつもりでいたのに。
なんということだ。
この道の駅から、稲子湯温泉までは、まだ30km近くある。
再び走り始める。
日の出と共にすぐ近くに見え始めていた赤岳が立ちはだかるように聳えていた。
朝日を浴びて、その様相を露にしていた。
そして、美ケ森の看板。
もう明るい。
稲子湯温泉に行くには、遅い。
ならば、赤岳に登ってしまえ。
この時点で頭が切り替わった。
その原動力は、前日にC-chanも2回目となる真教寺尾根、県界尾根を登っていたからだ。
しかも、今、赤岳の近く。
頭の中では、これまで鎖場の連続などから敬遠して、今年も見送る予定に
していた赤岳の真教寺尾根を登り、県界尾根を下る周遊を描いていた。
もう切り替え。
さて、登山口は、随分前にある程度の確認をしてあった。
たかね荘。
美ケ森ファームもある。
奥に登山者用に無料で開放された大きな駐車場がある。
6:20頃には、たかね荘駐車場到着。
身支度整える。
6:45 出発。
緊張が走る。
すぐに左に折れ、そしてすぐに羽衣池の看板が。

それに従う。
しばらくすると羽衣池。
水がほとんどない。

水が満ちていれば、きれいなのだろう。
階段状の登山道。

時折、水溜り。
かなり笹が多く、時折、登山道を隠すほど。
しばらくすると右にあるサンメドウスキー場のリフト最高点の横を通り過ぎる。

それから、しばらく行くと、左が崩れた賽の河原。
赤岳も見えた。

スキー場の客もここまでなら、足を延ばすのかもしれない。
7:20 賽の河原着
7:35 賽の河原発
富士山、南アルプス、赤岳の景色が開けるようだが、青空の下の赤岳は良いとして、
南アルプス、富士山は、光の具合もあって、よく見えていなかった。
ただ、北岳、間ノ岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山は、すぐに見分けがついた。
樹林の中の狭い登山道を無言で進む。
時折、開けたところからは、これから向かう赤岳が朝日を浴びて、
文字通り、赤茶けた岩塊をむき出しにしている。

その頂上に立つ、頂上小屋もよく見えるのだ。
屋根もよく光って見えた。
我慢して到着したところが、牛首山。

8:25 牛首山着
休憩。
からすが鳴いていた。。
だんだん鎖場のあるところに近づいているかと思うと緊張してきていた。
左を見れば、権現岳や三ツ頭、天女山の尾根が見える。

右を見れば、下ってくる県界尾根だ。
8:40 牛首山発
すぐに扇山。
8:51 扇山着
9:00 扇山発
牛首山の後は、高度は稼がず、わずかに登ったり、下ったりしていた。
しばらくして2400mくらいになってくると、次第に岩っぽくなってきていたので、
ストックをしまい、手と足を使えるようにした。
足もかなり疲れてきた。
この辺りから、体が睡眠不足であることを自覚しつつあった。
でもどうにもならない。
登るしかない。
さていよいよ、見た目には、垂直に近い壁のような岩稜を登るようになる。



鎖が次から次に出てくる。
先を見ると稜線はすぐそこにあるようだが、なかなか先に進まない感じだ。
息も上がり、鎖場では、鎖には、余り頼らず、手と足で三点確保して何とか、
足をかける場所を見つけながら進んだ。
時折、ぐらぐらした岩をつかみそうになったが、動かない岩で
あることを確認しながら、登って行った。
こうしたことは命取りにもなりかねない。

とにかく慎重には、慎重を期した。
それにしてもすごい高度感なのだ。
この尾根にも、下りに使った県界尾根にも、全体を10に分けて、
1/10から10/10まで位置がわかるように表示をしていた。
これが意外によかった。
さて、連続していた鎖場もやっと終わりに近づき、キレット、権現岳方面
からの道を合わせ、それから、岩稜沿いに赤岳頂上へ。


やはりすごい高度感。
行者小屋、赤岳鉱泉も見える。

展望荘も下にある。

登ってきた、真教寺尾根も見える。

頂上にも天気に誘われてきたのか、10名ほどもいた。
日陰には、わずかに雪が見えたが、微風で穏やかだった。

以外に雲が多く、南アルプスも2600mくらい上を頭に出していた。
富士山もしかりだった。
北アルプス方面は雲がかかっていた。
11:11 赤岳山頂
11:45 赤岳山頂発
続く。
3月の赤岳、2013年3月22日(4)
3月の赤岳、2013年3月22日(3)
3月の赤岳、2013年3月22日(2)
3月の赤岳、2013年3月22日(1)
今冬も赤岳、2012年1月19日(4)
今冬も赤岳、2012年1月19日(3)
3月の赤岳、2013年3月22日(3)
3月の赤岳、2013年3月22日(2)
3月の赤岳、2013年3月22日(1)
今冬も赤岳、2012年1月19日(4)
今冬も赤岳、2012年1月19日(3)
Posted by Y-chan at 23:36│Comments(2)
│赤岳
この記事へのコメント
私もこのコースで登りました。達成感があって良かった記憶があります。美濃戸口からよりずっと良かったと思っています。
清里などそのあたりに私は良く出没します。美し森から望む白い頂上の赤岳が大好きで冬は必ず行きます。
清里などそのあたりに私は良く出没します。美し森から望む白い頂上の赤岳が大好きで冬は必ず行きます。
Posted by 平田 at 2008年10月19日 21:22
平田さん
やはり登られているのですね。
私は、やっとでした。
怖い気持ちが先行するとなかなかそれを打ち破れなくなります。
今年も駄目かと思っていましたが、思い切って登れてよかったです。
清里など、来るまで1時間もあれば、行けますので、私(たち)ももっと行ければと思います。
Y-chan
やはり登られているのですね。
私は、やっとでした。
怖い気持ちが先行するとなかなかそれを打ち破れなくなります。
今年も駄目かと思っていましたが、思い切って登れてよかったです。
清里など、来るまで1時間もあれば、行けますので、私(たち)ももっと行ければと思います。
Y-chan
Posted by Y-chan
at 2008年10月20日 10:45

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