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2009年04月10日

残雪の金峰山、09年4月8日(2)

(1)はこちらです。

砂払いの頭でもう標高も2400mくらいですから、後200mくらいの
標高を登ればよい計算なのですが、なぜかしら、
金峰山というのは、このハイライトの稜線で疲れが出てきます。

どうも稜線は、ずーと雪が付いているようです。
踏み跡も一応ありました。

さて、千代の吹き上げ
残雪の金峰山、09年4月8日(2)
残雪の金峰山、09年4月8日(2)
千代の吹き上げから富士山(真ん中)、わかりにくいですね。
残雪の金峰山、09年4月8日(2)

トレースは、しかし、風が強いような場所かな(?)では、消えている箇所もあり、
このトラバースどこを歩けば良いのかなと思うこともありました。

トレースがない部分を歩くときには、時折、ルート取りが悪いのか、
踏み抜きもあり、1度や2度、少し怖気づいて、
五丈岩を目の前にしながら、引き返そうと思ったこともありました。

でもそんなことをする私ではなく。

空を見上げれば青空だし、五丈岩も見えているし、
残雪の金峰山、09年4月8日(2)
周囲の山々も見えているし。

後は、最後まで行くという気力、精神力、ピッケルを持って
こなかったことをくよくよ考え始めていたことに対する
克己心などが必要でした。

それにそれほど寒くもありませんでした。
寒いと気が萎えるものです。
下界は20度を越えると言っていましたからね。

撤退する条件が整っているわけではなく、
先に進む条件が整っていました。

歩くのは、トレースがあれば、それにしたがって、
なければ、自分で安全なところを選択して。

下の写真の部分、本来はトラバースなのでしょうが、雪に埋もれており、
このピークを超えるような感じでルートを取りました。

振り返って写真
山頂に向って左側は信州側のハイマツ帯にたくさん雪です。
残雪の金峰山、09年4月8日(2)

結構怖かったですね。
そのようには見えないかも知れませんが、、、。

八ヶ岳でも感じなかった恐怖を、ピッケルを持って
いないということで、感じ始めていたのでした。

でも進みます。
五丈岩は見えています。
残雪の金峰山、09年4月8日(2)

そしてやっと五丈岩。
残雪の金峰山、09年4月8日(2)

10:40 金峰山山頂
昨年4月30日以来
昨年より遅い到着。
やはり雪のせいか、、、。

おや、山梨百名山の指導標や方位盤が見えません。
雪に埋まっているのでしょう。

見えていた指導標
残雪の金峰山、09年4月8日(2)

さらに、本来なら大きな岩が累々としているところ、雪が覆い、その上を進みます。

山頂の指導標もかなり埋もれています。
セルフタイマーで自分を撮ります。
残雪の金峰山、09年4月8日(2)


山頂に到達してから、一番怖かったところを振り返り、あそこを
登り返すのか、と考えてしまいました。
それで、寒いからではなく、震えのようなものも感じました。
怖気づく自分。
でも時には、反省の意味で大切なのかも、、、。

山頂は、風は冷たく感じましたが、真冬のそれではありませんし
うまく岩陰に隠れれば何とかなりました。

おにぎりをほおばります。


奥秩父方面、国師岳など
残雪の金峰山、09年4月8日(2)

稜線を振り返る
残雪の金峰山、09年4月8日(2)

再び五丈岩
残雪の金峰山、09年4月8日(2)

続きます。



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