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2009年06月28日

初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

6月25日より、山梨県側から広河原へ向う、南アルプス林道、
南アルプス公園線ともにそれぞれ、夜叉神峠登山口、奈良田先の
冬季閉鎖が解除、マイカー規制が始まりました。

それにあわせて、当日、広河原、白根御池小屋、北岳肩の小屋、
北岳のルートで今年初めての北岳に登りました。

第1回目のブログは、こちらです。
第2回目のブログは、こちらです。

初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

7:48白根御池小屋到着
白根御池小屋からの草すべりの登り、お池に雪がびっしりで
どこを登るのだろうと少し途方にくれながら、
小屋の電話から自宅に電話しようとしましたが、
電話機が一時的に故障のようでした。
小屋の人と少しお話して、不安な中を出発します。


8:02 白根御池小屋発
歩き出してみますと、すぐに指導標もありますし、40-50m雪の上を歩きますが、
すぐに夏道となり、安心しました。
アイゼンは使うほどのこともありませんでした。
さて、ここからは忍耐の登りとなります。
かなりの急傾斜を忍耐強く登ります。

お花も咲いています。
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂


北岳も良く見えるようになっています。
どんどん高度を上げますと、大樺沢の雪渓が見えるようになりました。
凄い雪ですね。
雪渓はびっしり雪に埋もれております。
遠くから見ているので良くわかりませんが、12本くらいのアイゼンとピッケルは必要では??
実際当日、雪渓をあがっていた知り合いが先行者の誤ったルートを
バットレスまで追ってしまい、しかも、軽アイゼン、ダブルストックの
先行者が目の前を150mも滑落したようですから、、、、。

さらに標高を稼ぎます。

甲州側はガスがかかってきているようです。
鳳凰三山もガスに隠れたりしています。

二俣からのコースをあわせます
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

このコースは、八本歯のコルへの雪渓コースより
北岳の迫力を堪能するには、正直劣ります。
最後に八本歯のコルへのコースを登ったのは、2008年10月22日でした。

本来、小太郎尾根の分岐になる辺りが見えてきましたが、
なんと、雪の壁になっているではありませんか。
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

急な登山道を登っているときに、ちらほら見えていたのですが、
頭の中では、まさか、、、、、と真っ白になっておりました。

事前の北岳肩の小屋からの情報曰く、
「白根御池は雪に埋もれているが、その後は夏道、稜線に出る
最後の部分に雪があるが、雪のないところを登ればよい、、、、。」

この情報の「雪のないところを登れば良い」というところが実は、気になっていたのでした。
どこそれ?

そうした情報が頭にあって、実際に小太郎尾根の分岐に出る前に
こんな雪の壁が出てきておりますから、今度は、標高を稼ぎながら、
実際に目の前に雪の壁を見るまでは、「どこに雪のないところがあるのか」と
不安におののくのでした。

下山者にも何人か会いました。
ピッケルを持っている人がほとんど。
おそらく、雪渓をあがり、安全なこちらの道を下山に使用しているのでしょう。

その雪の壁に後わずかのところで、矢印があり、左に進めばよく、
少しガレてトラバース気味ではあるものの、雪はなく、
うまく雪の壁の間をかわして、稜線に出ました。
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

こうなると甲斐駒ケ岳がまず目に飛び込み、仙丈ケ岳もきれいではないですか、、、。
信州側は甲州側より天候が良いようです。
甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂











この後、次第に苦しくなり、歩みが遅くなります。
次の目標は北岳肩の小屋となります。

甲斐駒ケ岳と小太郎山
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

仙丈ケ岳の背後には、北アルプス、中央アルプスも見え、遠く恵那山も見えております。

山頂方面
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

山梨県の防災ヘリ
乗務員が登山道の確認をするように乗り出していました
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

そしてようやく北岳肩の小屋。
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂


9:49北岳肩の小屋
スタッフがお茶をしていました。
彼らに取りましては、朝一番に登ってきた登山者のようで、少しからからかわれました。
泊まっていけよ、なんて冗談も。
後から考えると泊まってても良かったですね、、、、。

キタダケソウも満開だそうです。
でもキタダケソウを見るためには、頂上を北岳山荘に向って
下りなければなりません。そうするとまた登り返すことになります。
でもそうした提案に心は乱れるのでした。
少し雪があるところがあるから、滑るので、
雪を避けて登るようにと、アドバイスも受けました。

10:04北岳肩の小屋発
しばらく行くと出てきました雪。
かなりの斜面の雪。
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

10数メートル。
ちょっと緊張。
左側にも回りこめそうでしたが、ちょっと危なそうなので、
雪の部分をちょっと登ることに、、、。
ステップがありましたから、ステップを利用し、早く雪から逃れます。
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

さて、しばらく行くとまた雪。
この部分は、20m以上。
この部分は、雪のある部分も雪のない右側部分も使用できるところで、
最初から、右側に行けば良かったのですが、ちょっと選択ミスで、
左側を進んでしまい、すぐに真っ白の世界に、、、。

でも約5mほどトラバースして、ステップが切ってあるように
見えたところをなんとか、雪のない右側へ逃れました。

それから山頂までは雪もなく。
しばらく行くと間ノ岳。
背後に塩見岳。
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

岩稜を慎重に進み漸く北岳山頂です。
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂


10:44北岳山頂着
独り占めの山頂です。

鳳凰三山方面、ガスがかかります
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

富士山
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

仙丈ケ岳
初めての6月の北岳日帰り、09年6月25日(3)、北岳山頂

続く



今年は、キタダケソウ、とても早いようですね、
2016年10月24日、北岳
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北岳へ、キタダケソウを見てきました、2015年6月25日(3)
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