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2008年04月01日

蓼科山に登りました、3月17日

蓼科山は、山梨に移り住んでから何度か通った山だ。
八ヶ岳火山列の最北端で、円錐形の山容から「諏訪富士」とも呼ばれているらしい。
なるほどと思う、秀麗な山だ。


蓼科山に登りました、3月17日



よく通った頃は、女神茶屋の蓼科登山口から蓼科山まで急登りし、
大河原峠へ下って、双子山へ登り返し、そこから双子池、亀甲池を巡って、
竜源橋、ビーナスラインを歩いて、女神茶屋へ戻るのが、いつものコースであった。

女神茶屋から蓼科山往復など、少し手ごたえがないので、やったことはなかった。

でも今の蓼科山は雪山だ。

とにかく同じ女神茶屋から蓼科山まで登り、トレースがあれば、
将軍平へ下り、そこから天祥寺原、そして竜源橋に下ることにした。
トレースがなければ、山頂ピストンだ。

蓼科山は、これまで雪山として登ったことは、なかった。
さて今日はどうなることだろう。月曜日に登るのは、
週末にトレースを確実に付けてくれているという確信があったからだ。

4:20起床
5:20自宅発
中部縦貫道南アルプスICより、双葉JCTを経て、諏訪ICで高速を下りた。
通勤割引で900円。
ナビを頼りにビーナスラインにはいり、次第に高度を上げていくと道端に残雪が見えるようになる。
蓼科湖辺りまで来るとかなりの雪が残っている。
車の温度計もー2まで指した。やはり寒い。
山梨を出るとき、それほど寒さは感じなかったのに。

7:00女神茶屋登山口着。
湘南ナンバーが一台。何をしているのだろう、と思っていると、
ごそごそと登山準備を始めた男性。
ここには、10台くらい車が置けると思う。

7:30登山口発
少し手間取った。一応持参したスノーシューを持つかどうか、
なんやかんやと時間がかかった。
ビーナスラインを少し歩き、登山道へ。
すぐに雪。いつアイゼンを付けるか。
しばらくはなだらかに登っていく。
雪は40cmくらいだろうか。
時折、大きく踏み抜いた跡が見える。
そのうちに急登となり、たまらず、12本爪アイゼンをつけ、登山の安全を図る。

雪雪雪。

まだ、地面が露出する気配は感じられない。

2100m辺りから、目指す蓼科山がその姿を現した。
ここを登るのか、と唸らせるほど天に向かって円錐を突き上げている。
このあたり、しばらくは、なだらかに登るも、やがて、急登になる。
これがすごい。
この山の秀麗さを保つ円錐部分を登るのだ。
息が上がる。と、同じくして視界が開けてくる。
まず、八ヶ岳。
それから甲斐駒ケ岳、北岳、間ノ岳、仙丈ケ岳、中央アルプス、御嶽。
アイゼンを効かせ、さくさく登る。とにかく登る。かなり急だ。

蓼科山に登りました、3月17日




やがて、左に車山を中心とした霧ケ峰、白樺湖なども見えるようになる。


そして、やっと頂上の岩も見えるようになった。頂上直下の登りは少し緊張した。


9:50蓼科山山頂

2時間20分。
標準時間が2時間30分とか書いてあるから、雪山ということを考えると上出来だ。
風が強い。でも思ったほど寒くはなかった。冬の蓼科山の山行記録では、
長くはいられなかったというような記述も良く見ていた。
でも、もう三月。
高い山でも次第に春に向かうのであろう。
山頂からは、浅間山、四阿山方面、妙高/火打、北アルプスの白馬、
鹿島槍ヶ岳から穂高まで、乗鞍岳、御嶽、中央アルプス、南アルプス北部、
金峰山まで周囲をさえぎるものがない。
もちろん、八ヶ岳も一望だ。
春霞で視界がぼけると思っていたが、
やはり高い山は高い山だけのことはある。

蓼科山に登りました、3月17日



蓼科山に登りました、3月17日



蓼科山に登りました、3月17日


山頂では、蓼科ヒュッテの方に歩いて、将軍平に下れるか確かめようとしたが、トレースがない。
あっさりあきらめ、来た道を引き返すことにした。
山頂の雪は吹き飛ばされるようで、それほどはないが、
蓼科山頂ヒュッテは雪が吹き溜まって埋まったように見える。

蓼科山に登りました、3月17日



10:30蓼科山頂発

かなりゆっくりした。
下りは慎重に下らねば。
特に山頂直下の急な下りは注意だ。
そういえば、朝見た湘南ナンバーの男性がまだ登ってこない。
それにしても遅い。
車上あらしだったのか、など余計なことを考えてしまった。

慎重に急坂を下りる。やっと湘南ナンバーの男性が登ってきた。
安堵した。
やはり彼も登山者だった。
良かった。
彼は初めて蓼科山に登るらしい。
あわよくば、北横岳まで縦走しようとしたらしい。
無理であろう。

会うのは彼だけかと思っていたら、すぐに単独男性、
それから年配のご夫婦も上がってきた。
それぞれ少し話しをした。
たまにはいいものだ。
それにしても月曜日。
存外に多くの人に会った。
そういえば、湘南の彼は、ノーマルタイヤだった。

慎重に下り、女神茶屋登山口へ。
12:10女神茶屋登山口着。




戻ってくると、車の台数と途中で会った登山者の数と会わない。
それなら蓼科山とは反対にある八子ケ峰に登った人だろうと思った。

からだを拭って着替えていたら、やはり八子ケ峰に登った人が下りて来た。
20分もあれば、稜線に出て後は、展望を楽しむことができるようだが。
その方は、八子ケ峰ヒュッテにだけ行ったらしい。

12:40発。
少し霧が峰の峰にドライブして、車山のスキーヤーを見た。
スキーはしないが、気持ちよさそうだ。

15:00前には、自宅についた。帰りも高速道路を走ったが、割引の無い時間。仕方ない。





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