2009年05月02日
南アルプス鳳凰山、09年5月1日(1) 薬師岳まで
4月20日の週が東京を拠点として、お仕事をする為、その前の週の
4月18日に茅ケ岳に行って以来、山行きがご無沙汰となっていました。
本当なら4月20日の翌週4月27日の週にすぐにでもどこかの山に
行きたかったのですが、喉を痛めてしまい、またお預け。
休みが固まる5月2日以降になれば、入山も多くなると予想される為、
そして、1月7日以来、鳳凰山には登っていない為、最も登りやすい
夜叉神峠登山口から夜叉神峠を経由して、
南御室小屋、薬師岳、観音岳まで日帰り往復することにしました。
昨年も5月6日に同じように日帰りを達成していました。
昨日は、C-chanも薬師岳までですが、日帰りしており、
登山道の状況は聞いておりましたので、
頭の中でシミュレーションはしておりました。

寒くなった4月26日前後で南御室小屋は20cm、そこより300mは高い
薬師岳小屋は40cmも雪が降ったといいますから、春はまだまだですか、、、
とはいえ、日差しのある部分は雪も早く融けておりますので、何となく春は来ております。
と言いますか、稜線は初夏ですね。
日差しが強く。
南御室小屋と薬師岳小屋には挨拶のつもりが長居をしてしまいました。
前日、せきがたくさん出て、あまり良く眠れていないので、調子がいまいちでした。
4月18日に茅ケ岳に行って以来、山行きがご無沙汰となっていました。
本当なら4月20日の翌週4月27日の週にすぐにでもどこかの山に
行きたかったのですが、喉を痛めてしまい、またお預け。
休みが固まる5月2日以降になれば、入山も多くなると予想される為、
そして、1月7日以来、鳳凰山には登っていない為、最も登りやすい
夜叉神峠登山口から夜叉神峠を経由して、
南御室小屋、薬師岳、観音岳まで日帰り往復することにしました。
昨年も5月6日に同じように日帰りを達成していました。
昨日は、C-chanも薬師岳までですが、日帰りしており、
登山道の状況は聞いておりましたので、
頭の中でシミュレーションはしておりました。
寒くなった4月26日前後で南御室小屋は20cm、そこより300mは高い
薬師岳小屋は40cmも雪が降ったといいますから、春はまだまだですか、、、
とはいえ、日差しのある部分は雪も早く融けておりますので、何となく春は来ております。
と言いますか、稜線は初夏ですね。
日差しが強く。
南御室小屋と薬師岳小屋には挨拶のつもりが長居をしてしまいました。
前日、せきがたくさん出て、あまり良く眠れていないので、調子がいまいちでした。
登山道は、2,000m以上から雪が登山道と
登山道以外でも見えますが、ほとんど影響なく。
2200mくらいの杖立峠を越えると樹林帯の日当たりの
悪いせいもあり、登山道が凍結。それがしばらく続きます。
朝方は冷え、つるつる状態でしたので、持参した軽アイゼンを装着。
でも脇には、土も出ていますので、何とかなると言えばなりますが、
やはりアイゼンがあったほうが良いでしょう。
杖立峠に到着したら、すぐにアイスバーンとなりますので、そこで装着しましょう。
ただ、しばらく日が経てば、凍結もなくなると思いますが、あと2週間は必要でしょうか?
軽アイゼンは日当たりが良い場所に出てから、外しました。
アイゼンを使用せず、ピッケルを持ち出して、凍結をかわす2人組もいました。
さて、、、、
3:00 起床
予定通り起床できた。
ラジオが目覚ましになっていますが、最初に耳に届いたのは、
横浜の高校生が新型ウィルスに感染の疑い、というものでした。
結局、普通のインフルエンザだったようですが、、、。
4:00自宅出発
ちょっと手間取りました。
途中で、コンビニに寄り、朝飯と昼飯となるおにぎりを購入。
芦安に向います。
次第に空も明るくなります。
4:50夜叉神峠入り口駐車場
10台程度。
思ったほど混んでいませんでした。
まー明日からは、混むでしょう。
少しひんやりするも、寒くはない。
やはり、止っている車のナンバーは全国区です。
5:10 夜叉神峠入り口駐車場発。
この辺り、標高で1500mくらいまで新緑の季節を迎えていますね。
何とも気持ちよいものです。
登山靴が重いし、小屋に届けるビール6本は背負っているし、
せきは出るし、調子はいまいちです。
5:54 夜叉神峠
静かな峠。
誰もいません。
大きな白峰三山が、よく見えています。

雪を全体にかぶっているので、より大きく見えるようです。
登山道は、問題ありません。
6:01夜叉神峠発
しばらく急登り。
電話はこのあたりも良いでしょう。
盆地が見える場所なんかで携帯すればつながりやすいですね。
周囲に雪もなく、順調に上がっていくと登山道に、
オー黒服の登山者がうずくまっている、
と最初に思ったものは、近づくとカモシカであることがわかりました。


100mくらいからそれを認識し、20mくらいまで近づいたら、
逃げると思いましたが、逃げません。
カメラを抱えて、何度も撮影します。(ぴんぼけ)
3mの至近距離でカモシカの脇を通りますが、逃げません。
南御室小屋のご主人、スタッフも見たカモシカだったようで、
年寄りではないと言うことでした。
振り返るとカモシカも振り返っていました。

2000mを過ぎ、杖立峠が近づくと周囲に雪が見え始め、
登山道にもわずかに凍結箇所がありますが、通過に支障ありません。


7:07 杖立峠着
ここから先、
登山道が凍結していますので、軽アイゼンを装着。
休んでいると2人組がそのまま凍結箇所に突入。
あわてたようです。
途中でピッケルを取り出し、アイゼンは着けずにさっさと先に進んでいました。
7:18 杖立峠発。
やはり調子が悪いのは、昨年同期より時間が遅めです。
さて、凍結した登山道をアイゼンを利かせながら歩きます。

ここまで、下山者とはすれ違っておりません。
寒いときには、この辺りから、風が吹き付けるのですが、今日は、無風に近いです。
良かった。
穏やかです。
しばらく樹林帯の日当たりの悪い場所を通過し、
日当たりの良い場所に出てから、軽アイゼンを外しました。

焼け跡辺りは日当たりがよいので、かなり地面が露出。
雪は、その場所が日当たりよいのか、悪いのか、
東か、西か、南か、北かで、大きく姿を変えていきますね。
大きな白峰三山。
いいですね。

先に見える辻山

焼け跡付近のケルン

日当たりの良い部分を通過すると再び苺平に向う樹林帯に入り、
雪も多くなりますが、南御室小屋から機械を出して、
最近降った新雪を払い、トレースをしっかりつけてくれております。


ただ、このトレース、しばらくすると次第に
踏み固められ、アイゼンが必要となるでしょう。
私は、こうした樹林帯でもアイゼンは使用しませんでした。

8:38苺平着
苺平は、吹き溜まりのできやすいところらしく、ケルンも埋もれています。

看板は、南御室小屋の方が、掘り出しました。

苺平は吹き溜まる場所で、150cmくらいの雪。
その雪の上を歩きます。
引き締まっていました。
ここで、初めて下山者グループに遭遇。
皆さんKAJITAの12本アイゼンでそろえているように見えました。
8:41 苺平発
南御室小屋までは、先ほどの小屋のマシンがトレースを作っていますので、
歩きやすくなっていますが、踏み固められますと厄介でしょう。

小屋の直前、携帯電話がつながりやすく、
金峰山の眺望のあるところで家に電話します。
9:01南御室小屋着
久し振りです。
小屋のご主人もスタッフもいて、持参したビールを手渡し、少し休みます。
20分のつもりが40分以上も休んでしまいました。
小屋の周囲は日当たり良く、小屋の方が入山した
当初よりだいぶ雪が減っています。テントも数張ありました。
一応、再び、軽アイゼンを装着。
小屋の機械

9:45 南御室小屋発
いきなりの急登りを必死にこなします。
すぐに水平方向への移動となり、少しずつ高度を上げていきます。
雪はそこそこありますが、トレースもしっかり。
樹林帯の歩きを我慢我慢で通過して、
ようやく左に白峰三山が大きく見えるようになります。
やはりこれでないと、、、。

時折、ルートをテープ等で確認しつつ進みます。
砂払岳付近ら展望が開け、いつも良かったと思う瞬間です。
北岳、間ノ岳

北岳と仙丈ケ岳

南アルプス南部

砂払岳の下り、岩場となりますが、雪に埋もれ、
むしろ歩きやすくなっていました。


このあたりで、薬師岳の全貌が現れ、雪に埋もれた薬師岳小屋も見えてきます。
(遠くに観音岳も見えています。)

10:40 薬師岳小屋着

昨年と同じスタッフがおり、ちょっと雑談。
小屋は雪に埋もれ、入り口に階段をつけて出入りを確保しています。

4月25,26日頃は吹雪で、せっかく雪かきしたのに、40cmくらいも新たにつもり
雪かきのやり直しのようになったようです。
後でまたよることを告げ、先を急ぎます。
10:51 薬師岳小屋発
いつもそうですが、薬師岳への最後の登りは、ほんのわずかですが、とても疲れます。
やっとの思い、で薬師岳山頂へ。
11:00薬師岳到着
大好きな場所です。
登山者、下山者もいないので、セルフタイマーで写真を撮ります。

ほとんど風もなく穏やかです。
11:00薬師岳山頂
富士山(小さく見えます)

白峰三山

明日以降に続く。
登山道以外でも見えますが、ほとんど影響なく。
2200mくらいの杖立峠を越えると樹林帯の日当たりの
悪いせいもあり、登山道が凍結。それがしばらく続きます。
朝方は冷え、つるつる状態でしたので、持参した軽アイゼンを装着。
でも脇には、土も出ていますので、何とかなると言えばなりますが、
やはりアイゼンがあったほうが良いでしょう。
杖立峠に到着したら、すぐにアイスバーンとなりますので、そこで装着しましょう。
ただ、しばらく日が経てば、凍結もなくなると思いますが、あと2週間は必要でしょうか?
軽アイゼンは日当たりが良い場所に出てから、外しました。
アイゼンを使用せず、ピッケルを持ち出して、凍結をかわす2人組もいました。
さて、、、、
3:00 起床
予定通り起床できた。
ラジオが目覚ましになっていますが、最初に耳に届いたのは、
横浜の高校生が新型ウィルスに感染の疑い、というものでした。
結局、普通のインフルエンザだったようですが、、、。
4:00自宅出発
ちょっと手間取りました。
途中で、コンビニに寄り、朝飯と昼飯となるおにぎりを購入。
芦安に向います。
次第に空も明るくなります。
4:50夜叉神峠入り口駐車場
10台程度。
思ったほど混んでいませんでした。
まー明日からは、混むでしょう。
少しひんやりするも、寒くはない。
やはり、止っている車のナンバーは全国区です。
5:10 夜叉神峠入り口駐車場発。
この辺り、標高で1500mくらいまで新緑の季節を迎えていますね。
何とも気持ちよいものです。
登山靴が重いし、小屋に届けるビール6本は背負っているし、
せきは出るし、調子はいまいちです。
5:54 夜叉神峠
静かな峠。
誰もいません。
大きな白峰三山が、よく見えています。
雪を全体にかぶっているので、より大きく見えるようです。
登山道は、問題ありません。
6:01夜叉神峠発
しばらく急登り。
電話はこのあたりも良いでしょう。
盆地が見える場所なんかで携帯すればつながりやすいですね。
周囲に雪もなく、順調に上がっていくと登山道に、
オー黒服の登山者がうずくまっている、
と最初に思ったものは、近づくとカモシカであることがわかりました。
100mくらいからそれを認識し、20mくらいまで近づいたら、
逃げると思いましたが、逃げません。
カメラを抱えて、何度も撮影します。(ぴんぼけ)
3mの至近距離でカモシカの脇を通りますが、逃げません。
南御室小屋のご主人、スタッフも見たカモシカだったようで、
年寄りではないと言うことでした。
振り返るとカモシカも振り返っていました。
2000mを過ぎ、杖立峠が近づくと周囲に雪が見え始め、
登山道にもわずかに凍結箇所がありますが、通過に支障ありません。
7:07 杖立峠着
ここから先、
登山道が凍結していますので、軽アイゼンを装着。
休んでいると2人組がそのまま凍結箇所に突入。
あわてたようです。
途中でピッケルを取り出し、アイゼンは着けずにさっさと先に進んでいました。
7:18 杖立峠発。
やはり調子が悪いのは、昨年同期より時間が遅めです。
さて、凍結した登山道をアイゼンを利かせながら歩きます。
ここまで、下山者とはすれ違っておりません。
寒いときには、この辺りから、風が吹き付けるのですが、今日は、無風に近いです。
良かった。
穏やかです。
しばらく樹林帯の日当たりの悪い場所を通過し、
日当たりの良い場所に出てから、軽アイゼンを外しました。
焼け跡辺りは日当たりがよいので、かなり地面が露出。
雪は、その場所が日当たりよいのか、悪いのか、
東か、西か、南か、北かで、大きく姿を変えていきますね。
大きな白峰三山。
いいですね。
先に見える辻山
焼け跡付近のケルン
日当たりの良い部分を通過すると再び苺平に向う樹林帯に入り、
雪も多くなりますが、南御室小屋から機械を出して、
最近降った新雪を払い、トレースをしっかりつけてくれております。
ただ、このトレース、しばらくすると次第に
踏み固められ、アイゼンが必要となるでしょう。
私は、こうした樹林帯でもアイゼンは使用しませんでした。
8:38苺平着
苺平は、吹き溜まりのできやすいところらしく、ケルンも埋もれています。
看板は、南御室小屋の方が、掘り出しました。
苺平は吹き溜まる場所で、150cmくらいの雪。
その雪の上を歩きます。
引き締まっていました。
ここで、初めて下山者グループに遭遇。
皆さんKAJITAの12本アイゼンでそろえているように見えました。
8:41 苺平発
南御室小屋までは、先ほどの小屋のマシンがトレースを作っていますので、
歩きやすくなっていますが、踏み固められますと厄介でしょう。
小屋の直前、携帯電話がつながりやすく、
金峰山の眺望のあるところで家に電話します。
9:01南御室小屋着
久し振りです。
小屋のご主人もスタッフもいて、持参したビールを手渡し、少し休みます。
20分のつもりが40分以上も休んでしまいました。
小屋の周囲は日当たり良く、小屋の方が入山した
当初よりだいぶ雪が減っています。テントも数張ありました。
一応、再び、軽アイゼンを装着。
小屋の機械
9:45 南御室小屋発
いきなりの急登りを必死にこなします。
すぐに水平方向への移動となり、少しずつ高度を上げていきます。
雪はそこそこありますが、トレースもしっかり。
樹林帯の歩きを我慢我慢で通過して、
ようやく左に白峰三山が大きく見えるようになります。
やはりこれでないと、、、。
時折、ルートをテープ等で確認しつつ進みます。
砂払岳付近ら展望が開け、いつも良かったと思う瞬間です。
北岳、間ノ岳
北岳と仙丈ケ岳
南アルプス南部
砂払岳の下り、岩場となりますが、雪に埋もれ、
むしろ歩きやすくなっていました。
このあたりで、薬師岳の全貌が現れ、雪に埋もれた薬師岳小屋も見えてきます。
(遠くに観音岳も見えています。)
10:40 薬師岳小屋着
昨年と同じスタッフがおり、ちょっと雑談。
小屋は雪に埋もれ、入り口に階段をつけて出入りを確保しています。
4月25,26日頃は吹雪で、せっかく雪かきしたのに、40cmくらいも新たにつもり
雪かきのやり直しのようになったようです。
後でまたよることを告げ、先を急ぎます。
10:51 薬師岳小屋発
いつもそうですが、薬師岳への最後の登りは、ほんのわずかですが、とても疲れます。
やっとの思い、で薬師岳山頂へ。
11:00薬師岳到着
大好きな場所です。
登山者、下山者もいないので、セルフタイマーで写真を撮ります。
ほとんど風もなく穏やかです。
11:00薬師岳山頂
富士山(小さく見えます)
白峰三山
明日以降に続く。
こんなんで、遭難救助求めるのかな、、最近安易な事例多数
新年、2回目の山、鳳凰山、観音岳まで、2017年1月7,8日
登り始めは滝巡り、ドンドコ沢、五色滝まで、2017年1月6日
2016年登り納め、大晦日の鳳凰山、観音岳まで、また登りました
また山頂、稜線は独り占め、2016年12月19日の鳳凰山
3ヶ月振りの鳳凰山、観音岳まで、辻山も、、2016年11月16日
新年、2回目の山、鳳凰山、観音岳まで、2017年1月7,8日
登り始めは滝巡り、ドンドコ沢、五色滝まで、2017年1月6日
2016年登り納め、大晦日の鳳凰山、観音岳まで、また登りました
また山頂、稜線は独り占め、2016年12月19日の鳳凰山
3ヶ月振りの鳳凰山、観音岳まで、辻山も、、2016年11月16日
Posted by Y-chan at 11:23│Comments(0)
│鳳凰三山
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