2009年09月08日
9月1日の北岳、山頂から下山、09年9月1日(4)
9月1日に北岳に登りました。
二俣までの(1)はこちらです。
八本歯のコルまでの(2)はこちらです。
北岳山頂までの(3)はこちらです。
さて、昨日も書きましたように、北岳の山頂を後にするころには、
広河原からのバスや乗り合いタクシーのことがちらほらするのです。
落ち着かないですね。そういうの。
でも仕方ありません。
あまりにゆっくりで、目の前を乗り合いタクシーが
出てしまったら、、、とか、そういうことは嫌いですから、
やはりじっくり時間の計算をして、下山しないと、、。
といいつつ、私はそれほど緻密な性格でもないので、
いつものような調子で下れば、
13:30の乗り合いタクシーにも間に合うでしょう、、、。
山頂からの仙丈ケ岳
二俣までの(1)はこちらです。
八本歯のコルまでの(2)はこちらです。
北岳山頂までの(3)はこちらです。
さて、昨日も書きましたように、北岳の山頂を後にするころには、
広河原からのバスや乗り合いタクシーのことがちらほらするのです。
落ち着かないですね。そういうの。
でも仕方ありません。
あまりにゆっくりで、目の前を乗り合いタクシーが
出てしまったら、、、とか、そういうことは嫌いですから、
やはりじっくり時間の計算をして、下山しないと、、。
といいつつ、私はそれほど緻密な性格でもないので、
いつものような調子で下れば、
13:30の乗り合いタクシーにも間に合うでしょう、、、。
山頂からの仙丈ケ岳
そろそろ疲れが足に出る頃。
北岳山頂からの道を、まずは、
北岳肩の小屋を目指して歩を進めます。
岩がごろごろ、ガレ、など複雑に変化しますから、慎重に進みます。
山頂も含め、お花も見られます。
この辺りから見る間ノ岳方面の稜線はいい感じです。
はるか下に見えた北岳肩の小屋もだんだん近づき、
右側、すなわち広河原方面からのガスは相変わらず、
北岳、間ノ岳の稜線でせめぎあい。
振り返ります
ですから、11:02北岳肩の小屋に着いて、北岳山頂を見上げてもこんな感じでした。
ところが仙丈ケ岳はこんなにクリア。
甲斐駒ケ岳の手前の小太郎山は見えていますが、
甲斐駒ケ岳は見えておらず、面白いですね。
気象の妙といいますか、、、。
北岳肩の小屋のご主人と少し話します。
6月25日以来の北岳ですが、その時は少し長め
に話しましたが、覚えていたでしょうか?
今日は久し振りで天気が良い話をして、いざ、そのことを話そうと思ったら、
トラバース分岐で会っていた北岳山荘のスタッフの1名が到着していて、
なにやらご主人に話があったらしく、ご主人もそちらに行ってしまいました。
ですから、11:10北岳肩の小屋発。
しばらくはガレ場があったり、手を使う場面があったり
しますが、慌てずにゆっくり下ります。
慌てると滑りそうです。
現に、2,3度ずるっと、、、。
いつもヒヤッとします。
左に見える小太郎山を楽しみつつ、本当なら甲斐駒ケ岳がその背後に
見えているから、自然と人の目はその著名な甲斐駒ケ岳のほうに目をむけるに、、、、
なんて考えつつ、
2007年8月1日には、その小太郎山と北岳に登ったことを思い出した。
小太郎山は北岳を良く眺めることのできる山ですが、そこに行くには、
意外に歩きにくくハイマツの迫る道を進むのでした。
さて、小太郎尾根をぐんぐん下ると、6月25日に登ったときには、
小太郎尾根分岐の手前で雪の壁のすき間のようなところを
右に折れたことを思い出しましました。
11:21小太郎尾根分岐着
11:25小太郎尾根分岐発
さて、急坂となる草すべりを二俣に向います。
分岐からしばらくして白根お池と二俣に向う分岐があり、一度見逃したことがありました。
今日は見逃しません。
この分岐を白根御池小屋経由で広河原に下るのと、二俣に下って、
広河原に下るのとでは、わずかに二俣に一度下るほうが早いでしょう。
ここまで来ますと、稜線で拮抗、せめぎあっていたガスの中に
入っていく感じで下山しますので、ここから先は、広河原まで
北岳の姿を目にすることはありませんでした。
ですから、次第に高度を下げて、だんだん汗が滴るようになり、
とにかく早く下りたいという気持ちが強くなっていくのでした。
どんどん下ります。
時折、苦しそうに登山者もいます。
一人だけ、少し長めに話しました。
しばらくぶりの山のようです。
荷物も重いようで、苦労されているようでした。
二俣までの中間くらいでしょうか、2008年8月2日にMさんと北岳に登り、
Mさんの足が止まってしまったことを思い出しました。
色々思い出します。
そして、雪渓が見え始めるようになってしばらく行くと二俣。
この急坂でも色々な花を咲かせていました。
それにしてもかなりの急坂です。
改めて思います。
ガス
1度、足がもつれたのか、とても変な感じで倒れそうになりました。
まれにありますが、やはり疲れが足に来ているのでしょうね。
12:10二俣到着です。
これなら何とか、広河原に13:30までには到着しそうです。
乗り合いタクシーに乗り遅れないようにしなければ、、、、。
ですからちょっとだけ休んで、12:15二俣発。
ここから嫌なのは、しばらく左岸を歩き、右岸に渡った辺りは、
滑りやすいとこ路も多く、ちょっと嫌な感じですが、全て、慎重に慎重に、
そうは言いましても2,3度滑りそうになり、ひやりとしました。
時計とのにらめっこ。
頭の中では、広河原に到着して、乗り合いタクシーに乗って、芦安でふろ、、、
と下山後の考えをめぐらします。
二俣から広河原は沢沿いを歩き、渡渉あり、橋あり、
滑りやすいところも多く、気ははやりますが、慎重に行きたいところですね、、、。
時折、左からの沢の水を飲み、広河原へ。
13:21広河原
大樺沢出合いの水場で顔を洗ったりタオルを湿らしたりして、すぐに乗り場へ。
火曜日、平日。
直前に北沢峠からのバスが到着しましたが、乗客は多くなく、結局、
1台に6名のみが乗車して、13:30乗り合いタクシーは芦安に向いました。
芦安では、車をとめた目の前にある日帰り温泉に入りました。
独り占め。
ゆっくり浸かり、疲れを癒して、家路を急ぎました。
芦安からも30分足らずで自宅に到着しますから、やはりいいです。
広河原6:00-7:35二俣7:45-(左俣経由)-9:22八本歯のコル9:28
-9:47トラバース分岐9:50-10:19北岳山頂10:40-11:02北岳肩の小屋11:10
-11:21小太郎尾根分岐11:25-(右俣経由)-12:10二俣12:15-13:21広河原
総合時間:7時間21分、歩行時間:6時間21分
北岳山頂からの道を、まずは、
北岳肩の小屋を目指して歩を進めます。
岩がごろごろ、ガレ、など複雑に変化しますから、慎重に進みます。
山頂も含め、お花も見られます。
この辺りから見る間ノ岳方面の稜線はいい感じです。
はるか下に見えた北岳肩の小屋もだんだん近づき、
右側、すなわち広河原方面からのガスは相変わらず、
北岳、間ノ岳の稜線でせめぎあい。
振り返ります
ですから、11:02北岳肩の小屋に着いて、北岳山頂を見上げてもこんな感じでした。
ところが仙丈ケ岳はこんなにクリア。
甲斐駒ケ岳の手前の小太郎山は見えていますが、
甲斐駒ケ岳は見えておらず、面白いですね。
気象の妙といいますか、、、。
北岳肩の小屋のご主人と少し話します。
6月25日以来の北岳ですが、その時は少し長め
に話しましたが、覚えていたでしょうか?
今日は久し振りで天気が良い話をして、いざ、そのことを話そうと思ったら、
トラバース分岐で会っていた北岳山荘のスタッフの1名が到着していて、
なにやらご主人に話があったらしく、ご主人もそちらに行ってしまいました。
ですから、11:10北岳肩の小屋発。
しばらくはガレ場があったり、手を使う場面があったり
しますが、慌てずにゆっくり下ります。
慌てると滑りそうです。
現に、2,3度ずるっと、、、。
いつもヒヤッとします。
左に見える小太郎山を楽しみつつ、本当なら甲斐駒ケ岳がその背後に
見えているから、自然と人の目はその著名な甲斐駒ケ岳のほうに目をむけるに、、、、
なんて考えつつ、
2007年8月1日には、その小太郎山と北岳に登ったことを思い出した。
小太郎山は北岳を良く眺めることのできる山ですが、そこに行くには、
意外に歩きにくくハイマツの迫る道を進むのでした。
さて、小太郎尾根をぐんぐん下ると、6月25日に登ったときには、
小太郎尾根分岐の手前で雪の壁のすき間のようなところを
右に折れたことを思い出しましました。
11:21小太郎尾根分岐着
11:25小太郎尾根分岐発
さて、急坂となる草すべりを二俣に向います。
分岐からしばらくして白根お池と二俣に向う分岐があり、一度見逃したことがありました。
今日は見逃しません。
この分岐を白根御池小屋経由で広河原に下るのと、二俣に下って、
広河原に下るのとでは、わずかに二俣に一度下るほうが早いでしょう。
ここまで来ますと、稜線で拮抗、せめぎあっていたガスの中に
入っていく感じで下山しますので、ここから先は、広河原まで
北岳の姿を目にすることはありませんでした。
ですから、次第に高度を下げて、だんだん汗が滴るようになり、
とにかく早く下りたいという気持ちが強くなっていくのでした。
どんどん下ります。
時折、苦しそうに登山者もいます。
一人だけ、少し長めに話しました。
しばらくぶりの山のようです。
荷物も重いようで、苦労されているようでした。
二俣までの中間くらいでしょうか、2008年8月2日にMさんと北岳に登り、
Mさんの足が止まってしまったことを思い出しました。
色々思い出します。
そして、雪渓が見え始めるようになってしばらく行くと二俣。
この急坂でも色々な花を咲かせていました。
それにしてもかなりの急坂です。
改めて思います。
ガス
1度、足がもつれたのか、とても変な感じで倒れそうになりました。
まれにありますが、やはり疲れが足に来ているのでしょうね。
12:10二俣到着です。
これなら何とか、広河原に13:30までには到着しそうです。
乗り合いタクシーに乗り遅れないようにしなければ、、、、。
ですからちょっとだけ休んで、12:15二俣発。
ここから嫌なのは、しばらく左岸を歩き、右岸に渡った辺りは、
滑りやすいとこ路も多く、ちょっと嫌な感じですが、全て、慎重に慎重に、
そうは言いましても2,3度滑りそうになり、ひやりとしました。
時計とのにらめっこ。
頭の中では、広河原に到着して、乗り合いタクシーに乗って、芦安でふろ、、、
と下山後の考えをめぐらします。
二俣から広河原は沢沿いを歩き、渡渉あり、橋あり、
滑りやすいところも多く、気ははやりますが、慎重に行きたいところですね、、、。
時折、左からの沢の水を飲み、広河原へ。
13:21広河原
大樺沢出合いの水場で顔を洗ったりタオルを湿らしたりして、すぐに乗り場へ。
火曜日、平日。
直前に北沢峠からのバスが到着しましたが、乗客は多くなく、結局、
1台に6名のみが乗車して、13:30乗り合いタクシーは芦安に向いました。
芦安では、車をとめた目の前にある日帰り温泉に入りました。
独り占め。
ゆっくり浸かり、疲れを癒して、家路を急ぎました。
芦安からも30分足らずで自宅に到着しますから、やはりいいです。
広河原6:00-7:35二俣7:45-(左俣経由)-9:22八本歯のコル9:28
-9:47トラバース分岐9:50-10:19北岳山頂10:40-11:02北岳肩の小屋11:10
-11:21小太郎尾根分岐11:25-(右俣経由)-12:10二俣12:15-13:21広河原
総合時間:7時間21分、歩行時間:6時間21分
今年は、キタダケソウ、とても早いようですね、
2016年10月24日、北岳
北岳、降雪前、2015年10月8日
北岳へ、キタダケソウを見てきました、2015年6月25日(3)
北岳へ、キタダケソウを見てきました、2015年6月25日(2)
北岳へ、キタダケソウを見てきました、2015年6月25日(1)
2016年10月24日、北岳
北岳、降雪前、2015年10月8日
北岳へ、キタダケソウを見てきました、2015年6月25日(3)
北岳へ、キタダケソウを見てきました、2015年6月25日(2)
北岳へ、キタダケソウを見てきました、2015年6月25日(1)
Posted by Y-chan at 09:10│Comments(4)
│北岳
この記事へのコメント
やっぱり北岳は良いですね~。
今年は行く予定は無かったのですが、最近行きたくなってきてしまいました。
北岳はまだこの時期でも花ありますね。
南アでお花畑有名だった仙丈ヶ岳や荒川岳がシカで激減してしまったようですが、北岳周辺はまだ大丈夫みたいですね。それが心配です。
今年は行く予定は無かったのですが、最近行きたくなってきてしまいました。
北岳はまだこの時期でも花ありますね。
南アでお花畑有名だった仙丈ヶ岳や荒川岳がシカで激減してしまったようですが、北岳周辺はまだ大丈夫みたいですね。それが心配です。
Posted by IK at 2009年09月09日 06:12
IKさん
甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳になんと、北沢峠から登りました。
またまた、仙塩尾根を眺めてきました。
北岳、私は、後1回は行くと思います。
もう1週間以上たっていますから、北岳のお花もどうか
わかりませんが、昨日、本日の甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳は
お花がほとんどありませんでした。
そうそう、北岳でも鹿がかなり上がってきている
様子です。
6月25日に北岳登ったときに調査員と会い、そうした
話をしました。
「大丈夫」がかなり黄色信号に変わっているようですよ。
Y-chan
甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳になんと、北沢峠から登りました。
またまた、仙塩尾根を眺めてきました。
北岳、私は、後1回は行くと思います。
もう1週間以上たっていますから、北岳のお花もどうか
わかりませんが、昨日、本日の甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳は
お花がほとんどありませんでした。
そうそう、北岳でも鹿がかなり上がってきている
様子です。
6月25日に北岳登ったときに調査員と会い、そうした
話をしました。
「大丈夫」がかなり黄色信号に変わっているようですよ。
Y-chan
Posted by Y-chan at 2009年09月10日 17:56
8月の後半、
雲ノ平の植生復元に参加してきたのですが、
「南アルプスの花畑が野原に・・・」
「シカの食害が・・・」等、話題が多く出ていました。
鳥獣保護でシカが狩れないなど、
色々問題はあるようです。。
南アルプスのお花畑、
復活するといいのですが。。
北岳も危ないとのこと。
何か対策を打たないとですね。
雲ノ平の植生復元に参加してきたのですが、
「南アルプスの花畑が野原に・・・」
「シカの食害が・・・」等、話題が多く出ていました。
鳥獣保護でシカが狩れないなど、
色々問題はあるようです。。
南アルプスのお花畑、
復活するといいのですが。。
北岳も危ないとのこと。
何か対策を打たないとですね。
Posted by はせがわ at 2009年09月11日 20:05
はせがわさん
北岳にも鹿の食害が忍び寄っていることは、
前から聞いており、今年の6月25日に、実際に
調査員の方とお話しました。
カメラを設置して、実際に食べているところも
撮影されているらしく。
やはり頭数制限しかないかも知れません。
今度は、ハンターの高齢化が、、、。
できることがあれば、協力したいですが、
たいしたことはできないものとも思っています。
Y-chan
北岳にも鹿の食害が忍び寄っていることは、
前から聞いており、今年の6月25日に、実際に
調査員の方とお話しました。
カメラを設置して、実際に食べているところも
撮影されているらしく。
やはり頭数制限しかないかも知れません。
今度は、ハンターの高齢化が、、、。
できることがあれば、協力したいですが、
たいしたことはできないものとも思っています。
Y-chan
Posted by Y-chan at 2009年09月11日 21:41
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